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Uber、Airbnb、も使ってるNo1コミュニケーションAPIサービス!!「Twilio」

こんにちは今日も海外SaaS企業をピックアップして考察を書いていこうと思います。

今日はTwilioというSaaS企業についての考察を書いていきたいと思います。

Twilioとは2007年にワシントンで設立された会社です。もし読者の皆さんがAirbnbやNetflixを使ったことがあるなら、おそらくTwilloのサービスを使っているでしょう。

TwilloはコミュニケーションAPIを提供している会社でたった数行のコードを入れるだけで、アプリケーションに音声や、ビデオ、メッセージ機能を簡単に入れることができます。

ビジネスの特徴としてはAPIの利用ベースでの課金体系になるので、顧客のプロダクトが成長すればするほどAPIのリクエスト回数が増えるので、Twilloの売上も比例して成長していきます。

それでは各事業数値から見ていきましょう。特徴としては上場してからの売上成長率がものすごく高いですね。去年ですら約50%の売上成長率を保っています。成長するために赤字でも投資し続けているところです。

2017年の売上は399Mで昨年比50%で成長しています。営業利益は-66Mなので-17%ほどの赤字です。過去5年間も見てみるとものすごい勢いで成長してますね。またSaaS企業には40%ルールというものがありますが、2017年は達成できていませんが40%ルール水準を2017年まで満たして来ています。

売上の30%をSalesとMarketingに投資をし、Productにも30%ほど毎年投資して来ています。

投資はずっと続けているので現金は減ってきていますが、まだ100億超現金として持っています。

また今年に入ってSalesforceから27.6Mを調達と常にグロースさせていくためのキャッシュは調達していますね。

買収はすでに3社実行しており、主にテクノロジー会社を中心に買収して、プロダクトの改善を行なっています。

コミュニケーションとはアプリの基本であり、特にイノベーションでもないと思います。競合に同じ機能のAPIを少し安値で出されたらマーケットシェアを簡単に奪われるのではないのかと個人的には思いました。Twilioがどういうところで競合との差別化を図っているのかについてまとめていきたいと思います。

競合との差別化はどこなのか?

Twilioがマーケットにおいて競合とどういったところで差別化しているのかについて書いていきたいと思います。

主に下記の3点が強みとなっていると考えられます
1.グローバルネットワーク
2.開発導入の簡単さ
3.顧客満足度によるブランド確立

1.グローバルネットワーク

Twilioは150ヶ国以上の国でサービスを提供しており、1000以上のキャリア会社をサポートしています。また音声APIでは世界のほとんどの国でサービス提供をしています。なので世界のどこにいても音声やメッセージを送り合うことができます。グローバルのサービスAirbnbなどの世界の人が使うサービスを安定性を持って提供するためにはTwilioのような世界をカバーしてるサービスでないと使用できません。

2.開発導入の簡単さ

もちろんこういったサービスの質が高いのが最もサービス利用にあたって重要なのですが、開発に組み込む時にインテグレーションの簡単さはとても重要になって来ます。そうすることで極力開発工数を減らすだけでなく、トライアルから実際のペイドアカウントへの誘導も容易になって来ます。Twilioはそういった障壁を極限まで下げています。

3.顧客満足度によるブランド確立

24時間365日のサポート体制でクライアントサクセスのためのサポートもしっかりしてるかつ、顧客満足度も高いため開発者の中で同社のAPIの信頼性があります。

以上のようにサービスの提供分野が広いのでグローバルサービスとしてグロースして行きたいサービスに使われるかつ、開発導入が簡単なためオンボーディングまでつまずかないというのはSaaSにおいてものすごく重要なポイントだと思います。また高い顧客満足度によって認知を拡大しているためインバウンドで顧客獲得できそうです。

まとめ

クライアントのサービスが成長すればするほど、同社のAPIに対してのリクエスト数は増加するので、グローバルにサービスを提供できるのは同社のビジネスにおいて一番の強みと言えるでしょう。

今後アプリ内におけるコミュニケーションの枠組みが、メッセージ、音声、動画から大きく外れない限り、いわゆる新しいコミュニケーションの形が生まれない限り同社のビジネスが大きく衰退することはないのではないでしょうか。

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