SMAPの楽曲は、毎回非常に制作陣に恵まれているな、と思う。
9月9日に発売された「Otherside／愛が止まるまでは」は、今までもSMAPに曲を書いたことのあるMIYAVI氏と川谷絵音氏が楽曲提供。個人的にはIndigo la Endもゲスの極み乙女。も川谷氏も全く好きじゃないんだけど（MIYAVIさんは好きとか嫌いとか判断できるほどよく知らないですが、「Otherside」と「Top of the World」を聴く限り超好きです）、彼がSMAPに書く曲はものすごく良いから、個人的には何かすごく悔しい。

いきなり話が逸れたけれど、とにかくSMAPの曲は毎回豪華な方々を制作に迎えている。どんなアーティストが曲を書いても、ちゃんと「SMAP」の曲になっているのがSMAPの凄さだ。特に、発表の時点でどんな曲になるか全く想像できないアーティストほど、ド直球な「SMAP」を描き出す（中でも一番の好例が尾崎世界観（クリープハイプ）の書いた「ハロー」だと思っています）。ぶっちゃけ、「次は誰が曲を書いてくれるんだろう？」と考えるのも、わたしがスマオタをしている上での楽しみの１つだ。

で、自分は相当拗らせているスマオタであり音楽クラスタ（一応）なので、曲を聴きながらふと「このアーティストがSMAPに曲を書いたらどうなるんだろう？」と考えることが多い。そんな、「SMAPに曲を提供してほしいアーティスト」がわたしの中では相当な数いるんだけれど、ここではそこから厳選して5組を紹介したい。来年はアルバムも出るだろうし25週年だから多少気合が入っているだろうし、このうちの1組くらい本当に曲を書いてくれないかなぁと期待している。

…なんてつらつら言ってるけど実際のところ、キスマイの魂レポを描き上げる程時間はない（名古屋までには本当書き上げたい）、でもnoteを更新したい…と考えていて、これなら短時間で更新できるんじゃ？と思って書いてみただけです。それでは、どうぞ。

１．SEKAI NO OWARI

正直、これは結構現実味があるんじゃないかと思う。

セカオワに曲を書いてほしいと思ったのは、ずいぶん前にS-Liveでコラボしていた「R.P.G」がきっかけ。そこまでセカオワが好きというわけではないんだけれど、このコラボには良い意味で鳥肌が立った。マーチングバンドみたいな可愛らしい歌と演出が、SMAPにぴったりだった。あんまりセカオワ好きじゃないし「R.P.G」も別に好きじゃなかったけど、「何だこの良い曲！」って思ったくらいにはぴったりだった。

セカオワは、すごくちゃんとした世界観を持ったバンドだと思う。そのファンタジーの世界を、ぜひSMAPに貸してほしい。「Dragon Night」みたいにパッと見で「何この歌詞」って失笑してしまうような世界（失礼）を、SMAPに歌って踊ってほしい。コンサートでは、映像や特効使いまくりの気合いの入った演出が見てみたいな。気が早いか。

２．高橋優

こちらも相当現実味があると思う。優さんも以前にS-Liveでコラボしていて、その時に木村くんか誰かが「いつか曲を書いてほしい」と話していたけど、実はわたしはその前からずっと、優さんにSMAPの曲を書いてほしいと切望している。優さんもきっと書きたいと思っているはずである（強火）。

最近のアルバムは聴いていないんだけど、優さんの楽曲は昔からメッセージ性の強いものが多い。SMAPも「Triangle」や「世界に一つだけの花」のようにメッセージを持った曲を歌うことがあるから、優さんの曲とは絶対に相性が良いとはずだ。「友へ」「福笑い」みたいにピースフルな楽曲を5人で歌うのもいいし、「素晴らしき日常」のようにちょっと尖った曲を木村くんのソロ曲として書いてもらうのもいいな。で、木村くんがギターかき鳴らしながら歌う。おお、これ、思いつきで書いたけど結構本気で見てみたい。絶対かっこいいな。

３．金井政人（BIGMAMA）

「Can't Stop! -LOVING-」から始まったSMAPはずっと、「愛」を歌い続けてきたグループだと思っている。特に最近の彼らが歌う「愛」は、歳を重ねて来たからこそ歌えるものばかりだ。「Mistake!」みたいに入り組んだ愛も、「ハロー」みたいにやわらかな愛も、今のSMAPは難なく演じ分ける。

そんな彼らに極上のラブソングを書いてほしい、と思うのが、BIGMAMAのボーカル・金井政人だ。わたしは、BIGMAMAもずっと「愛」をテーマに掲げ続けてきたバンドだと思う。金井さんが書くのは、燃え上がるような強さはないけどそっと日常に溶け込む愛情。〈I have one thing sure with you / I would be the happiest man in the world〉って歌詞に「僕は君を世界で２番目に幸せにしてあげられる」（この歌詞と意訳、本当に好きだから太字にしちゃう）なんて訳をつける金井さんは、SMAPにどんな言葉を歌わせるんだろう。新曲お披露目時のスマスマでのトークでちょっと照れてる5人も見てみたい（笑）。

余談になるが、中居くんには「母に贈る歌」のような可愛らしい曲をソロで歌ってほしい。「SMAPに贈る歌」みたいな感じで。もちろん、作詞は中居くん自身で。これは特に金井さんに提供してほしいというわけではないので、本当に余談なんだけれど。

４．avengers in sci-fi

わたしの知る限り、日本で一番センスの良いバンド。電子音を駆使したサウンドがすごくお洒落で、かつ踊れる曲が多いんだけど、このシャレオツな雰囲気は彼らが大人だから出せるものだと思っていて。たぶん、若いアイドルだったら楽曲に負けてしまい、彼らのサウンドで歌って踊るのは難しいと思うのだ。そこで、SMAPの出番である。中居くんを中心に、バッキバキに踊ってほしい。彼らの特徴でもあるエフェクトには慎吾くんの声質が合いそうなので、歌割りは慎吾くんが気持ち多めで。

あべんずには、シングル曲ではなくてアルバムの3曲目くらいに入る曲を書いてほしい。それか、アルバムのテーマ曲でもいいかも。エフェクト聞きまくりのサウンドで「S M A P」って言いまくるだけの曲。確実にかっこいいので、その時のアルバムのテーマは「宇宙」でお願いします。

５．西沢さんＰ

真打ち登場である。

わたしはボカロ厨でもあるので、是非いつかS-Liveのゲストにボーカロイドを呼んでほしいと思っている。というか、最新技術の結晶である初音ミクに戸惑い驚き面白がる可愛いSMAPが見たい。それは別に「千本桜」でも何でも、既に有名なボカロ曲でコラボすればいい話ではあるんだけど、でもやっぱりボカロＰに「SMAPのためのオリジナル曲」を書いてほしい。スマオタとしてというよりはボカロ厨としてのコメントになってしまうが、ボカロＰがSMAPの曲を書くってとんでもない物語だと思うのだ。部屋で１人で曲を作っていた音楽好きが、ボカロのおかげでネットユーザーたちの人気を博し、それがきっかけで国民的アイドルに曲を書くことになる。ニコニコ動画周辺に疎い人たちも含め、日本中にその曲が届く。これって物凄く壮大なストーリーだなと思ったわけで、わたしはその物語の目撃者になりたい。

その中でも是非この人に書いてほしい、と思うのが西沢さんＰ。上記のストーリーとか抜きにしても、彼の曲を是非SMAPに歌ってほしい。理由は、下に貼った「夜もすがら君想ふ」を聴いてもらえれば分かると思う（笑）。なんとなくSMAPっぽいんだよなー。ハッピーな雰囲気で、落ちサビで銀テが出てくるような曲がいい。ちなみに、中でも「夜もすがら君想ふ」は、脳内で勝手に歌割りを考えたことがある程度にはSMAPに歌わせたい曲の１つである。歌い出しは、慎吾くんで！

ボカロの声じゃイメージつかないよ、という方は以下をどうぞ（ボカロに慣れてない方はこちらのほうが聴きやすいかも）。

とりあえず、こんな感じ。

本当は他にもUNISON SQUARE GARDENとか9mm Parabellum Bulletとか、自分が好きなバンドには一通りSMAPに曲書いてほしいと思ってるし、最近ではちょっとでもかっこいいアーティストを見つけると「この人達がSMAPに曲書いたらどうなるかな」って考えてたりする。ずっと「生まれ変わったらSMAPになりたい」って思ってたけど、最近はちょっと路線を変更して、生まれ変わったらSMAPのプロデューサーになりたいような気すらもしている。

次のシングルはどんな制作陣を迎えているのかな、来年のアルバムはどんな制作陣を迎えているのかな、と妄想するだけで幸せな気分になれる。SMAPの5人と同じくらい、あるいはそれ以上に彼らの楽曲が好きなわたしは、おそらく結構幸せものだ。

楽曲も楽しみなんだけど、やっぱりSMAPはコンサートで見られてなんぼだと思ってます。だから来年はツアーやってよね今から楽しみにしてるんだからね！！！！！