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天王山 ここを乗り越えてこそ先がある 2022年10月16日(日) J3第29節 ホーム 藤枝MYFC 戦

1 これまでの対戦成績など

いよいよやってきた上位陣をホームに迎える終盤戦。

最初にホームに迎えるのが藤枝MYFC。
藤枝は現在3位であるものの、ここに来て一番勢いがあるのが藤枝だと思っています。
ちょうど去年の岩手のような不気味さがあり、まだ昇格のプレッシャーがかからないいい位置をキープしています。

こちらとしては、藤枝は相性のいい相手。
事実、今年も天皇杯を含めて2勝。
過去の対戦成績でもリーグ戦で11勝3分2敗。
ホームでも7勝1敗と1敗しかしていない。
ただその1敗は藤枝が絶好調だった2019年のこと。
石﨑監督が藤枝の監督だった時です。

とりあえず対戦成績の良さは好材料ですが、今年既に2勝しているところがかえって高いハードルになるかもしれません。
同じチームに3勝するのはかなり難しいことだろうから。

吉平、姫野、安藤にとっては、古巣対戦になります。


2 藤枝MYFC

前節、松本山雅も下して、これでここ8試合で6勝2分と絶好調、2位鹿児島と勝ち点1差の3位と好位置をキープしています。

得点は49でJ3で2位、失点数は24で上位から3位と非常にバランスが取れた戦いをしています。
昨年途中から須藤監督が就任し、非常に攻撃的でありながら、失点も少なく、内容的にもいい。
本当に素晴らしいチームです。

今年は富山と同様に序盤に3敗し、12位まで順位を落としたものの、そこから持ち直して4位まで浮上、6月に連敗があって6位まで順位を落としましたが、そこから上位を追いかけ、昇格圏内も間近になってきました。
今年は上位陣がなかなか星を落とさないため、例年なら2位以上になってもおかしくないところ、逆にプレッシャーがなくプレーできているのが好成績につながっているようです。

敗れた相手を見てみると上位陣のいわき、鹿児島、松本、富山、今治に1敗ずつ、そのほか八戸に1敗と、取りこぼしが非常に少ない印象です。
また、2敗した相手もいない。
後半の2巡目の対戦相手ではいわきに負けただけです。

得点源では、横山が11得点、久保が9得点、土井、榎本が4得点で、榎本が2試合連続得点中。
前々節は横山が2得点、前々節、その前の節と途中加入の渡邊りょうが2試合連続得点といろんな選手がゴールを奪っています。
FW陣だけでなく、両サイドの榎本、久保からも得点を取れる非常にいい状態が続いています。

ただ、渡邊りょうが出場停止。
代役は岩渕あたりでしょうか。

とにかく強敵ではありますが、上に上がるためにはこれ以上ない対戦相手と言えるでしょう。
ここを倒さなければJ2に上がることは不可能です。


3 カターレ富山

前節は監督交代後、初めて先制を許しましたが、落ち着いて逆転を果たしました。
監督が代わってから新たなポジションにコンバートされたり、新たに選ばれたメンバーがとにかく活躍しています。

なかでも攻撃陣ではやや下り目のFWとして新境地を見せている安藤や、左足が冴え渡りその能力が開花した松岡、左サイドでしっかり存在感を見せているマテウスなどは特徴的です。

藤枝と同様に両サイドが脅威になっており、FWにも得点力がある、非常にいい状況です。
ボランチの佐々木陽次、柴田も地味ながらいい働きをしており、藤枝とは好勝負が期待されます。

メンバー的には、前節3試合ぶりにスタメン起用された川西のところに変更があるかどうか、というところでしょうか。
サブでも久しぶりにメンバー入りしたアルトゥールシルバや吉平がいい動きを見せており、充実しています。

メンバーに入っていない選手にも実績のあるいい選手はいるので、どんなメンバーになるのかが楽しみです。


4 やはり先制点

そう簡単に勝てる展開にはならないと思われるので、とにかく重要なのは先制点でしょう。
先に点をとって試合の主導権を握る、そんな展開が必要でしょう。

藤枝の前線と両サイドをいかに封じ込めることができるか。
両サイドを右は松岡と柳下、左サイドはマテウスと松本雄真で封じ込めることができれば勝機が見えてきます。

藤枝の勢いを止めるためにも勝利が必要なところで、残り試合を考えると引き分けでも苦しい試合です。

渡邊りょうの不在をうまく活かせれば、勝利が近付きます。

これは大一番です。


5 参考情報

この試合も声出し応援対象試合です。
そして北日本新聞スペシャルマッチとして、過去のカターレ富山の記事が載った特別号外が配付されます。
これは楽しみです。

そのほか市町村サンクスデーは朝日町。
そして、久しぶりのスタグルとして、静月のとうもろこしの天ぷらやシルバージョーの厚みのます寿司が出てきます。
非常に楽しみな一戦です。

番記者赤壁さんのプレビューです。

Jリーグ公式のプレビュー記事です。


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