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Challenge5000 再開初戦は今年の結果を左右する重要な試合 土曜日は藤枝MYFC戦

1か月半ほどの中断を経て、J3が再開される。
首位で前半を終えたカターレ富山の再開初戦は藤枝MYFCだ。

試合について考える前に、まず、この中断期間中にいろいろなことがあった。
何しろ一番大きいのはコロナウイルスの爆発的な感染拡大だ。
前半戦が終了した7月10日時の富山県の新規感染者数はわずかに1名だった。
それが一時は富山県内だけで100名を超える日が何日も続き、「まん延防止等重点措置」も適用され、試合会場でもある富山市がその対象地域になっている。
この試合に向けては、「Challenge5000」と銘打って集客に力を入れていたが、そもそもの集客上限が5千人に設定されたことから、その言い方はあまり使わなくなったようである。
本来なら5,000人以上の観客も考えられる勢いだったが、それはできないことになり水を差されることになった。

それから同じ勝ち点で2位だった福島ユナイテッドFCの勝ち点3剥奪である。
まだきちんと把握できていないが、5月の試合の時にコロナの陰性判定を得て出場資格を持たない選手を出場させていたとのことで勝ち点3が剥奪されている。
しかもそれだけかと思ったが、その試合は福島対八戸の試合で2対0で福島が勝っていたのだが、その結果が0対3になり、八戸に勝ち点3が与えられる。
これにより、勝ち点がカターレと同じ26だった福島の勝ち点が23になり、八戸は20から23に。
得失点差で順位でも八戸が逆転し、5位で上位争いに割って入ることになった。そして福島が6位にということになった。
(そうなっていない順位表もあるが、その前提でこの記事の記載時の情報として)
ただ、これに関しては、覆る可能性も想定しておく必要があると思われ、実質的には福島は勝ち点が3、急に増えることもあると思っておいた方がいいかもしれない。

また、カターレとしては、中断前に発表されていたマテウス、中山選手に加え、長崎からDFの鹿山選手が加入して、固定がちだった選手起用にも幅が生まれることが期待される。
前半戦では出番が少なかった選手の奮起も含め、どれだけレベルアップしているかというところが注目点だ。

対する藤枝は前半終了時の順位は3勝5分6敗で11位。
メンバーから見ると不本意な順位と言えるだろう。
それもあって藤枝は監督を交代し、後半戦は須藤新監督を迎えた。
今年、新監督のチームと当たるのは讃岐、鳥取、鹿児島に続いて、これが4試合目だ。
前半対戦した時はかなり苦戦しており、そこからまた進化してきているだろう。
順位通りの相手ではない。

この状況で迎える再開初戦。
思い出されるのは、2017年のシーズンだ。
シーズン前半戦を2位で折り返して迎えたFC東京U23戦で終了間際で逆転負け。
そこから後半戦は調子を一気に落とし、その年は結局昇格とは程遠い順位で終わってしまった。
今年はそのようなことがないようにしたい。
なので、再開初戦は特に重要だと感じる。

中断期間中の練習も練習試合も見ていないので、はっきりいって情報はない。
それでも今年は降格後、J2復帰に最も近いシーズンだ。
正直なところ、一気に抜け出していく力はないかもしれないが、地道に勝ち点を積み上げて今年の大きな目標であるJ2復帰を成し遂げてほしい。

今節のホームゲームの概要です。
富山市の日。中止になったイベントもありますが、富山グラウジーズの宇都選手が来場するなど企画も満載です。
新しいグッズ、藤枝市の特産品の販売もあります。

カターレ通信2021
番記者赤壁さんのプレビューです。

Jリーグ公式のプレビュー記事です。


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