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タダでは話せない話 ~新興宗教信者二世だった話~

価値のない過去

 たった24年生きてきた中でも、自分にとっては価値がなかったと感じる時間がある。なかったことにしておきたい過去、後ろめたい過去。タダでは話したくない。後ろめたい過去だから。でも、後ろめたいからこそ、誰かが読んでくれれば。自分にとって価値のなかった時間に価値を見出してくれれば。

 値段設定に関することだが、口頭で話してもいいと思える金額の1/3に変更しました。
元値で読んでいただいた方申し訳ないです…。

とある新興宗教の信者だった

 私はとある新興宗教の信者だった。といっても自ら進んで入信したわけではない。物心ついた時から既に信者だったのだ。いわゆる、信者二世ってやつだ。正確にいえば三世なのだが。今はもちろん、既に10年ほど前にその新興宗教からは縁を切っている。
 肝心なその新興宗教の名前だが、「世界救世教 いづのめ教団」というものだった。別に名前を隠してもいい。しかし、必ずしも悪い面ばかりではなかったのも事実だ。だからレビューの側面も兼ねてあえて名前は出そうと思う。とはいえ、自分の人生を台無しにされかけたからやめているのだが。ついでに言うと、母親の人生はほぼ台無しにされた。


世界救世教 いづのめ教団

 「世界救世教」とググれば一発でヒットするくらいには大きな組織のようである。知名度はそこまであるわけでもなさそうだが、海外にも支部を置いていたり、熱海にでっかい本部を構えていたり、MOA美術館を作っていたりとそこそこ大きめの団体のようだ。調べれば色々出てくるのだろうが、あえてここは調べず、自分が感じたありのままのみを記していきたい。だから、間違って理解していることや、支部や人によって解釈が異なる話もあるかもしれない。そこは許してください。また、記憶が曖昧な部分や、子供の頃では理解が及ばないこともあった。完全な知識を手に入れたいなら調べていただきたい。ここでは、当時小学生中学生だった自分がどのように見えていたかを記述していくにとどめたい。

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よし涸れよ濁さんよりは