一人で行く「League of Legends Japan League」のススメ

(3/13追記)想像以上に多くの方から反応をいただき恐悦至極です。情報の正確性をある程度担保するため、何点か追記させていただきました。RTなどで補足いただいた皆様、ありがとうございます。

e-sportsがようやく日本でも日の目を見つつある今日この頃、初めてLeague of Legends(以下LoL)のプロの試合を観戦してきた。

----------以下、少々自分語り----------
私自身、LoLというゲームは4~5年前にプレイしていた。日本サーバーができる前だ(と、古参アピールをしておく)。
ただ、メタの変化に追いつけなくなり、今では観戦勢。日本のプロリーグであるLeague of Legends Japan League(以下LJL)を観戦して2~3年ほどになる。
観戦歴で言えばシルバーくらいだろうか。
ブロンズに対してイキり始めるところだが、観戦するための手段といえば、専ら”配信サイトの視聴”だった。

オフライン会場での試合自体は2017年から行われているため、行こうと思えばいつでも行ける環境だったにも関わらず、何故か。

ぼっちが怖いからだ。

どんなコミュニティであっても、存在する以上そこには人と人との関わりがある。ましてやLoLという共通の趣味を持っている人間の集まりであれば尚更だ。強固な絆が生まれるであろう。
そこに飛び込む勇気は、とてもじゃないが私にはなかった。
だからといって悲しきかな、LoLを知っている友人は殆どおらず、PCのモニターの前でファンボ、ファンガと呼ばれる陽キャの民を眺める日々を続けていたのだった。

そんな私の転機となったのは、今シーズン2019 Spring Splitからの会場の変更だった。
ヨシモト∞ホール
内観を観ると、さながら劇場や映画館の雰囲気である。ひとり映画であれば得意中の得意だ。これならば、ぼっちでもなんとかなるかもしれない。

…結果、私は間違っていなかった。ぼっちでもなんとかなる…どころか、正直めちゃくちゃ楽しい。なんだこれ。
そこで、私のような思いを抱いている人向け(LoLは知っているけど現地観戦は未経験)に、少しでも現地の雰囲気を知ってもらい、ぼっち観戦勢を増やすべく、また私の忘備も兼ねて記載させていただく。
----------自分語りここまで----------

※あくまで個人の感想であることをご了承いただきたい。
※画像はない。ぼっちが人目を憚らず写真を撮れると思わないでほしい。
(3/13追記)参考までに、私が観戦した日程を記載しておく。 
 3/  2(土) WEEK7 DAY2(17:00~) 
 3/10(日) WEEK8(13:00~)

【1.チケット購入】
公式サイトにも記載があるので簡潔に。

LJLの公式サイトからスケジュールを確認
チケットよしもと または Amazon特設ページ でチケット購入

■ポイント
・私はAmazonからしか購入したことがないのでわからないが、チケットよしもとの場合はコンビニでチケットを発券できるらしい。
・Amazonで購入すると、すぐにオンラインコードが発行される。「コードを印刷」から整理番号が記載されたページに飛ぶため、スクリーンショットで保存すれば完了だ。

【2.会場への道】
繰り返しになるが、会場はヨシモト∞ホール
渋谷駅から徒歩10分ほど。かの有名なハチ公前からセンター街をほぼ一直線のため、初めて行く人間でも迷う可能性は低いはずだ。
渋谷によく訪れるようであればアドアーズ(ゲーセン)の近くと言えばピンと来るかもしれない。
外にはLJLののぼりが立っており、目印になっている。
円柱型の建物の、らせん階段を右手に下るとロビーがある。

(3/13追記)「センター街ってどこやねん。迷うわ」というご指摘は最もである。確かにこれはイキってしまった。渋谷に関しては正直ペルソナ5レベルの知識しかない。以下私が使っているルートを記載するが、困ったらお手元の文明の利器に頼ろう。

①何とかしてハチ公前にたどり着く
②スクランブル交差点を渡る
③右手にTSUTAYA(スターバックス)、左手に本屋がある通りを直進
④マクドナルドを発見したら右折
⑤突き当り(「Bershka」と書かれた赤いビル)を左折
⑤カラオケ館を左手に見ながら通り過ぎる
⑥左手にファミマ、右手にatmosがある通りを直進
⑦約1分進んだ右手、円柱型のビル

【3.到着~開場】
開場は開始の30分前かららしい。
なぜ「らしい」かと言うと、私は開場前から待機していたことがなく実情を把握しかねるためだ(周囲の楽しげな会話を聞きながらひとりで待つのはメンタルに響くものがある)。
そのため大体20~15分前に現地に到着するが、席に困ったことはない
また、整理番号順での入場らしいが、その時間帯には既に整理番号のアナウンスは終了しているようで、カウンターでチケットを見せるとすんなり会場へ入れてくれる。
「右から2つ目のブロックの、下から3段目に座りたい」など緻密なこだわりがなく「大体応援したいチームのサイドに座れれば良い」という程度であれば、私同様もしくはもっと直前でも問題ないかもしれない。特にぼっちは。
蛇足だが、私は端の席が好きだ。理由はお察しのとおりだ。

(3/13追記)決して席がガラガラということではなく、週末の人気試合になると、ほぼ満席。開始後の入場では立ち見になることもあるので早く行くに越したことはない(準備中の選手の様子も見ることができる)。

【4.開始まで】
5分前くらいだろうか。MCから会場の注意事項や観客を湧かせる小粋なトークがある。特にタケト氏のLoLの小ネタを挟みつつテンポが良いトークは圧巻である。
注意事項としては、アルコール以外の飲み物OK、食べ物NG、写真OK(フラッシュ厳禁)、再入場OK、個人配信NGといったところだ。
ちなみに2、3分前になるとキャスター陣が待機を始め、観客席から見て右手(座席表の数字の若い方)への着席がしばらく難しくなるので注意が必要だ(インターバル終了時も同様)。

(3/13追記)写真の「フラッシュ厳禁」は試合中の撮影に関してとなる。


【5.開始】
流れは配信サイトでの視聴と同様なので簡潔に。以下のとおり。

①キャスター陣による導入
②スターター紹介
③注目選手紹介
④Ban / Pick
⑤試合
⑥Breakdown
⑦MVP投票
⑧勝利チーム代表選手へのインタビュー

■ポイント
チームボイスがはっきり聞こえる。一言一句聞き取るのはなかなかの聖徳太子力が要求されるが、「このBan / Pickを決定づけたのは誰の発言か」「試合中誰の発言が多いか、何に関する発言が多いか」「チームが今何を意識して動いているか」などは前後の文脈も含めて推察することができるだろう。
ミニマップが大きな天吊りモニターで見れ、Pingや動きが追いやすい
・意外と会場が盛り上がる。これは、配信で観ていたときと印象が大きく異なった点である(正直配信で観る会場は割と冷え冷えに見えた)。スーパープレイには感嘆の声が上がる、拍手が起こる、特異なビルドにはざわめきが起きる。観戦している人間同士の解説に耳を傾けるのもなかなか興味深い。

【6.インターバル】
各試合後終了から次の試合開始までの休憩
チケットの半券 または スクリーンショットの提示で何度でも再入場が可能なため、自由に過ごせる時間となっている。
どれくらいの時間があるかは試合の進行状況により異なるが、どんなに早く終わったとしても次の試合を早めることはないようだ。大体15~35分程度だろうか。
この間にも楽しめる最大のコンテンツが「ファンミーティング」であるが、それは後述するとして、先にそのほかの点について触れておこう。
■抽選会
・「LJL2019」「よしもと無限大ホール」のハッシュタグを付けてTweet または次回以降の観戦チケットで参加可能。
・ティーモのフィギュアなどの豪華グッズが当たるようだ。3等はチャンピオンのイラストが描かれたクリアファイルだがこれもなかなか嬉しい。
■腹ごしらえ
・昼過ぎ~深夜近くまで試合が行われる日もあるため軽食は摂りたい。徒歩1分ほどにコンビニがあるためそこまで困らないが、全試合観戦する場合夕食をゆっくり食べることは諦めた方が良い。
ちなみにホールの入り口にワゴン車の軽食販売があるが、甘いものが好きであればそこのチュロスもお勧めしたい。
(注文してから揚げる。そのため5~10分程かかる点は注意)

【7.ファンミーティング】
言わずもがな、現地観戦の醍醐味と言えばこれだろう。
その日の全試合が終わったチームから行われるが、どのインターバルでどのチームのファンミーティングが行われるかは、MCからしっかりとアナウンスがあるため問題ない。
スペースは2箇所あるため、2チームで同時開催になる場合も。
ロビーに選手を呼び込み、チーム全体の写真を自由に撮影する時間が1、2分あり、その後お目当ての選手のもとへ向かう流れだ。
会話をしたり、サインをもらったり、写真を撮ってもらったり、過ごし方は自分次第である。インターバル中に全員が話せるように、並んでいる選手の場合は速やかに済ませる配慮が必要。
私は初めてのファンミーティングで、あまりに選手との距離が近く動揺したため、それ以来は遠巻きに選手やファンの様子を眺めていることが多い。これもひとつの楽しみ方ではないだろうか。
チームによっては自家製のカードやプレゼントを配布することもある。
また、日によってはキャスター陣のファンミーティングもあるので期待しておきたい。

以降は、全マッチアップ終了まで5.6.の流れが繰り返される。
終わりのタイミングは配信と同様。そこから最終試合を行った両チームのファンミーティングが行われ、解散となる。
なお、渋谷区の条例により、23時以降18歳未満は参加することができないので注意(MCからも注意事項としてアナウンスあり)

(3/13追記)23時以降参加できないのを「未成年」と記載していたが、正しくは「18歳未満」である。お詫びして訂正(各サイトにも明記あり)。

ここまでが大まかな流れだが、以下、私が行く前に気になっていたことと、現地で解消した回答を記載する。

Q.持っていくと良いものは?
A.座布団」を強烈に推奨したい。
そこまで座り心地が悪い椅子ではないが、長時間座っていると尻や腰に負担がかかる。
飲み物」もあった方が良いだろう。
また、「温度調整ができる服装」だと安心だ。
(夜になるとやや涼しいと感じる程度で概ね快適ではある)
贔屓のチームがある場合は、「ユニフォーム」着用や「うちわ」で応援している人間も一定数いる。
Q.男女比 / 年齢層はどれくらい?
A.私の見た限りではあるが以下の印象を受けた。
・男女比 7:3
・年齢層 10代後半~30代中盤

概ね選手と同世代が中心だろうか。ただ、人数も多いのでどの年齢が行っても浮くことはないと感じた(そう願いたいだけかもしれない)。
Q.選手への差し入れはどうやって渡す?
A.ロビーにチームごとの札がついた箱があり、任意のタイミングで入れておけば良い。ただし、そのチームの最終試合前後で箱が回収されてしまうため、なるべく早めに入れておくと良い。

Spring Splitもいよいよ佳境。プレーオフを除くと残り4日程とはなるが、見逃せない試合が多く、時間が許す限り現地に足を運ぶつもりだ。
今後は、願わくは、Twitter実況が流行れば良いと思っている(ぼっちも展開について語り合いたい。それは配信の醍醐味でもあるかもしれない)。

以上、この記事が誰の目に触れるとも思っていないが、万が一にも何かの役に立てば幸いである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?