前回はこちら。

　栃木の朝は朝食付き。これで3800円ってやっぱ安いね。写真を撮っとけよ！

　さて、栃木を出たら最大の目的地である福島県へ。途中、道の駅に寄りつつ……

　さすがに福島県、昼間でも霧がかかるとちょっと寒い。ここではお土産用のシードルとか買いました。

　アーッ！！　エッ！？　道路の真ん中に！？

　キツネチャン！！

　野生の狐を見たのは初めて。そんなに生息地は狭くないと思うけど、なんとなく北国っぽい。

　めちゃくちゃ近くまで寄ってくる。徒歩ならともかく、走行中の車に近づいてくるのは尋常ではない。というか轢かれそうで普通に危ない。たぶん誰かに餌付けされてんだろうな……。やめようね。自己満足でその動物は死ぬよ。

　原発跡地に近づくにつれてこういった看板が増えてきた。大きな道では現在の放射線量がリアルタイムで計測されてデジタル表示されているし、「通り抜けはできるけど滞在はできない」地域にいることを実感する。

　腹が減ってきたね。ここは震災後に作られた道の駅で、新しく綺麗な設備が整っている。

　まずは無印良品でバスタオルを買って……（銭湯に行く予定だったのに持ってくるのを忘れた）。腹ごしらえをしておこう。

　浪江町のB級グルメ、なみえ焼きそば。特徴は太麺とオリジナルソース？なのかな。豚肉大きめ、マヨネーズもついてジャンクなお味でした。夜に備えて昼飯はこんなもんで抑えておくぜ。

　ここで偶然発見して即買いしたのがコレ！

　うまくて生姜ねぇ！！

　これ、ここで売ってんのか！　オモコロチャンネルの動画で紹介されてからめっちゃ気になってたんだよね。（↓サムネの右上にある）

　帰宅してから食べたんだけど、これ、マジで美味いです。生姜好きはもちろん、生姜嫌いでもこれは食べられるんじゃないかな。

　素麺とかうどんとかの麺類、白ご飯、肉料理、魚料理、サラダ、何にあわせてもいける。美味すぎる。最高。

　さて、小腹を満たしたら次の目的地へ。いよいよ震災遺構だ……と思ったのだが、

　時期が悪かったのか……？　殉職者慰霊碑や小学校跡地なんかに行きたかったのだけど、全然行けなかった。線量が高いだけで通行は割と自由にできるイメージだったのだけど、このあたり、普通に通行止めが多い。厄介な人がよく来るからだろうか……。

　10年経っても除染作業はまだまだ終わっていない。土を重機で削りまくって袋に詰めて……あの袋はどこに行くんだろう。

　地震や津波から辛くも生き残った家々が、ずっと使われないまま朽ちていくのは悲しい。

　2011年を日本で過ごした者として、ここに来るのは義務みたいなものだと思った。実際の場所で、実際の物を見て、思いを馳せることが必要だ。まだ震災は終わっていない。傷跡は消えたりしない。

　さて、浪江町を後にして友人の家へ。飲みに行くにはちょっと早い時間だったので浜の駅松川浦に行ったりして。あおさのりを買ったよ。

浜の駅松川浦（相馬復興市民市場）HOME 「浜の駅松川浦」（相馬復興市民市場）は、「市⺠の台所」×「相馬地方観光スポット」として2020年10月25日にオープンしま www.hamanoeki.com

　あとはホテルに車置き＆チェックインを決めて街へ飲みに……？

　あれ？　なんか……やってないとこ多くね？？？

　時節柄ですか？

　つらい。

　なんとか空いている居酒屋を見つけて入った。まあそこはなかなか良い店だったので良かったんだけど、その後シメにラーメンでも……と探した店もことごとくやってなくて心が折れた。まだ19時台だったがその場で解散ということになった。

　ホテルに戻ってほろよい＆ホッキサラダ（浜の駅で友人が買ってくれたもの）で一人〆る～～の図。台にしてるのはクーラーボックス。

　この旅ではクーラーボックスを携帯していて、保冷剤や氷で飲み物などを冷やしながら運んでいる。これは正直面倒なんだけど、要冷蔵の刺身や酒をいつ買ってもいいというメリットがある。こういうことができるのも車旅ならではだね。

・次回予告