夏休み。ママライターが思うこと
お盆休み。世間一般的にもこの時期は夏期休暇となる人が多いのではないだろうか。
我が家の夫もサラリーマンなので一週間以上の夏休みを満喫している。
小学生ももちろん、まだまだ夏休みが続いている。保育園はどうだろうか。
実は保育園には夏期休暇というものがない。
カレンダー通り開園しているため、祝日以外は平日ならば預けられるのだ。
とはいえ両親のどちらかだけでも仕事が休みであれば、保育園に預けるのは気が引けるもの。実際にこの時期は登園してる子が少ないのだ。
ましてや私は在宅勤務なので、まさか保育園に預けるなんてもってのほか。そのため0歳の次男と3歳次女も家で過ごしている。
さて、家族みんなが揃った家。この中で主婦である私が仕事をする時間はいったいいつ取れるのであろうか。
私は朝が弱いので、朝活は基本的にできない。
早いときは5時に起床するが、私が起きると子どもも起きてしまうことが多い。
我が家は夫が家事育児に協力的だ。それだけがこの期間中唯一の救いだといえるだろう。
朝ごはんは基本的に夫が準備してくれる。
私は次男にミルクをあげたりオムツを替えたり、はたまた次女の相手をしたりする。
2人ともママっ子だ。
特に次女はママと遊びたくてしょうがない。
「ママ、一緒におみせやさんごっこしよう」
「ママ、娘ちゃんとパズルやろう」
こんな具合に次から次へと遊びが降りてくるのだ。
我が家には小3の長女と小5の長男がいる。
長男はあまり次女とは遊んでくれないが、長女はたまにグチを吐きながらも次女の相手をしてくれるから、結構助かっている。
長女と次女が一緒に遊んでいる隙に、私は作業を進めるのだ。
ほんのわずかな時間。10分や15分ほど。たまに熱中して遊んでいると1時間ほど経過することもあるが、そうしたときはたいてい何か良からぬことをしているときだ。
お昼ごはんを食べたあとは映画鑑賞タイムにしている。最近のお気に入りはとなりのトトロ。
メイちゃんとサツキちゃんの楽しそうな声や泣き声なんかを聞きながら、私は作業を進めている。
こうした隙間時間の積み重ねで少しずつ少しずつ、執筆や記事の検収業務をおこなっているのだ。
でもあまりにもパソコンにばかり向かっていると、次女にちくっと言われるときがある。
「ママおしごとばっかりで娘ちゃんとあそんでくれないんだから!」
「ママ娘ちゃんのこと、好きじゃないんでしょ」
こんなことを本当に言ってのける、おませな3歳児だ。
パソコンならまだマシで、スマホを見ていると「これは見ちゃダメ!」などと言ってくる。
そんなことをしてる暇があったら私と遊んでくれと、そんな幼い娘の主張だ。
こんなふうに、幼い子どもを育てるママにとって、家で仕事をするというのは非常に根気のいることとなる。
私のように日中子どもの世話をしながら仕事をするのはあまり現実的とはいえず、ママライターのほとんどが朝または夜、子どもが寝ている時間に活動しているであろう。
しかし私は夜は寝たいし朝は起きれない。俗に言うロングスリーパーなのかもしれない。夜活をすると翌日のコンディションが著しく悪化するし、朝があまりにも早すぎると昼寝をせずにはいられず頭がボーッとしてしまう。
そんな私も、ライターを続けて8ヶ月。仕事のやり方はだいぶ慣れてきたもので、子どもたちがいるなかでも特に切羽詰まることはなく、コンスタントに納品ができるようになった。これもひとつの成長だと思う。
一家全員が休みであるなか、在宅といえども仕事をしていないといけないのは、ある意味苦痛かもしれない。
しかし以前コンビニで働いていた私に比べたら。
お盆休みでも年末年始でも、台風の悪天候でも働きに出ていたあの頃と比べたら。
家で、すっぴんで、パジャマで。
子どもの相手をしながらでもできる仕事にはありがたさしかない。
さて、今日もまた子どもたちと遊びながら、少しずつ仕事を進めていこう。
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