金のなる木を上手く育てる科学的な方法

このnoteは、金のなる木を上手く育てたい全ての人に有効なnoteになります。これを読めば金のなる木だけでなく、他のサボテン種も正しく育てることができます。

初めて金のなる木を育てる人、金のなる木を育てているけどすぐに枯れてしまう人、花がいつまでたっても咲かない人、そんな人たちに科学的な視点で金のなる木の育て方をお教えします。

「直射日光は実はダメ」「ここで水やりしたら金のなる木は枯れる」ネットにはない正しい情報とその理由をつけてお届けします。

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概要

・植物学から見た「金のなる木」

・正しい育て方

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<植物学から見た「金のなる木」>
金のなる木は、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物です。植物学では多肉植物をCAM植物という区分で区別しています。先ずはCAM植物の特徴について勉強しましょう。

<CAM植物について>
サボテン等が分類されるCAM植物は、気孔と呼ばれる穴から二酸化炭素を吸収、酸素を排出しています。 CAM植物の多くは高光エネルギー下、干ばつ下で生植しています。なので気孔が昼間に開いているとそこから蒸発し、死滅してしまうのです。そのため、昼間は気孔を閉じて、光合成を行います。夜間になると気孔を開き、二酸化炭素を吸収しNADPH(還元剤)と水によって、リンゴ酸に変換し貯蓄します(かなり省略)。昼間になると貯蓄したリンゴ酸を二酸化炭素に変換し、光合成を行うのです。そして、乾季には気孔を閉じ続け、体内に蓄えたリンゴ酸を消費しつつ光合成し成長を続けます。

<正しい育て方>

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