見出し画像

英語学習日記 #26 "Beginners"

今回学んだアイディア
・social facilitation(社会的促進)とは
・いくつになっても、新しいことを学ぼう
・declarative knowledge(宣言的知識)とprocedural knowledge(手続き的知識)

こんにちは!
こちらの英語学習日記シリーズでは、Blinkistで新しく知った英語表現や英単語を中心に、個人的に面白かった、勉強になったポイントを紹介していきます。今日はその第26回です!


今日のBlinkについて

本日のBlinkのタイトルと著者はこちら。

Beginners by Tom Vanderbilt
- The Joy and Transformative Power of Lifelong Learning -

一生学び続けることの大切さを説く内容です。自分は好奇心の奴隷なので、生きている限りは、そのときそのときで新しく興味を持ったものを常に学んでいるだろうと期待しています。

が、この本によれば、一生学び続けることだけでなく、何を学ぶかも重要です。私たちが学ぶ知識には、declarative knowledgeと、procedural knowledgeの2つがあり、日本語では、前者を宣言的知識、後者を手続き的知識と言うそうです。

declarative knowledgeは、事実などの言語化できる知識(例: イギリスの首都はロンドン)で、procedural knowledgeは言語化の難しい知識(例: 自転車の乗り方、バットの振り方、楽器の弾き方)。

procedural knowledgeは、言葉で伝えられたからといって手に入れることのできるものではなく、体が勝手に動作をこなしてくれるようになって初めて身につくものです(muscle memoryと言ったりもするようです)。

歳を取ると、procedural knowledgeを学ぶ機会が減り、単なるdeclarative knowledgeの収集に傾いていくため、意識的に新しいアクティビティを始めてprocedural knowledgeを学ぼう!脳を若く保とう!という内容でした。


今日のBlinkから得た学び

今日のBlinkの内容で、個人的にためになったものを引用します。

The average seven-year-old has 30 percent more neurons available for soaking up new information than the average adult.

平均的な大人に比べると、平均的な7歳児は、新しい情報を吸収するニューロンが30%も多い。

In fact, continuing to learn new skills as you age is fantastic for your mental health. Studies have found that when older adults practice new skills – like painting or writing music – they also improve in general cognitive tests.

絵画や作曲などの新しい技術を学ぶ老人は、一般的な認知機能のテストで優れた結果を出すことが研究で明らかになった。

social facilitation: 社会的促進

みんなでやった方がいい成果になる!というやつです。例えば、自転車競技の自己ベスト記録は、1人で走っているときではなく、複数人で走っているときに出る。対義語はsocial loafing(社会的手抜き)。

So, what’s the best way to learn? The answer is, observing and doing. They are so much more beneficial than simply receiving instruction.

最高の学習法は、観察して、やってみること。手順書を読むよりもずっといい。

当たり前な気もしますが、最も効率よく学ぶためには、手本とフィードバックが重要だと書いてありました。YouTubeでうまい人の動画を見るのは、いい手本にはなるけど、フィードバックをくれることはない。やっぱりコーチングって大事。独学には限界がある。

呉服店の店員さん、習い事の先生、ジムのトレーナーさん、自分よりも長くやってる友達、などなど。いろ〜んな分野にたくさんの師匠がいる人生にしたいなと思います。就職したら、デッサン教室とかギター教室とかに行きたい。

As we age, it's important to remain a begineer at something.

歳を取っても、子供の頃のように、何かの初心者として学び続けること(何か新しいことを始めること)はすっごく大事!

今日の文章には書かれていませんでしたが、初心者として学ぶことで、謙虚でいられる、または謙虚さを取り戻せるという側面もありますよね。例えばですが、会社で上の立場になって、誰からも気を遣われるようになってしまったら、指導するばかりで自分が指導される機会に恵まれなかったら、謙虚さを保つことは難しそうな気がします。

It takes a whole life to learn how to live.

人は一生をかけて生き方を学ぶ。ストア派哲学者セネカの言葉だそうです。

Actionable advice: Learn something pointless.

There’s a lot of pressure to only spend time acquiring marketable skills, like coding. However, there’s a certain value in learning something just because it brings you joy. Never feel guilty if you spend time on a hobby even if it’s not professional. Learn to fly a kite, dance, or speak a new language. Why? Just because you enjoy it.

意味のないことを学ぼう。お金のために(プログラミングなどの)スキルを学ぶだけじゃなくて、単に自分が楽しめることをやるのも大切。


新しく学んだ表現とその使い方

train sth on sb/sth[to aim a gun, camera, light, etc. at sb/sth]


be over the hump[to have done the most difficult part of sth]



今日調べた単語

今日英英辞典で調べた単語・表現は次の65個です!ここに書いてある単語 = 今日初めて見た単語 というわけではなく、前から知っている単語も意識的に調べて、例文を音読したり、自分が知っている意味以外での用例を確認したりしています。

画像2

蛍光ペンで線が引かれている単語・表現は、以前にも英英辞典で調べたことがあるもの、つまり今日のBlinkをきっかけに再会・復習することができた表現です。

ここまで読んでくださった方に感謝です!ありがとうございます!

明日も書きます!


○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □ ○ □


おまけ

この春、絵を描き始めました。

今日の文章には、Learning to draw is all about learning how to see the world with fresh eyes. (描くことを学ぶのは、世界を新鮮な目線で見ることを学ぶことそのものだ。)とありましたが、共感しかありません。

下の画像は、見本を見ながら模写したもの。何度もレイヤーを上書きして、5回目の線画でここまで見本に近づきました。

画像1

iPadでイラストの模写を3枚描いて、色鉛筆で花や身の回りのもののスケッチを3枚描いただけなのに、目に見える全てのものが、前よりもずっとよく見えるようになりました。というか、前は何も見えていなかったんだなとさえ感じました。

世界がどんな色で、どんな輪郭をしているか、観察するようになった。自然を見ても人工物を見ても、美しいと感じることが増えたし、人工物(製品、イラスト、UI、アート作品、etc)を見ると、それを設計/製作した人の意図や目的を考えるようになったし、大学キャンパス内の木々や植物の違いや多様性が目に付くようになりました。

世界を「見る」解像度が上がった。

6枚絵を描いただけでこんなに変わったのなら、これを突き詰めたらめちゃくちゃ人生が豊かになるなと思ったので、いつかちゃんとデッサンから学びたいなと思っています。

将来を楽しみに、今は英語力を蓄えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?