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記憶力が性格に与える影響

最近、自分と他人とで記憶のメカニズムが少しずれてるように感じる。記憶力が悪いのではなく、記憶したものを忘れる力が人より強力。また1度に多くのことを考える処理力を持っていないので、その時集中していることしか意識に残らないので、その他の付随する情報を捉えきれていないことがよくある。この記憶のメカニズムによって人との性格に差異が出てるのではと思い始めた。

生きていると選択の連続である。その選択するその瞬間に、記憶が残りやすい人とそうでない人で判断材料となる思想の優先順位が変わってくるんじゃないかという考察です。

記憶より記録

人よりも記憶が定着しにくい。言われたら思い出せるものもあるし、思い出せないものもある。けど数ヶ月前に起きた出来事があったこと自体忘れることがまぁまぁある。自分の中で記憶を信じていないというか記憶に対して価値をあまり感じること出来ない。旅行に言ったとしても風景を見てその場では感動するけど、数ヶ月後には忘れるし、数年後には行ったかどうかさえもしばしば忘れる。なので旅行に行っても観光名所などに興味がない。その瞬間の感情に趣きを置くので、その場でしか会える人と話したりする方が好きだ。仕事する上でも自分の記憶を信用していないので、記憶に残るようなモノよりも記録に残るようなモノを選択しがち。定量的なデータドリブンで仕事をするのは気持ちが良いけど、数値化できない定性的な仕事は苦手。あとサプライズでお祝いするのが苦手。自分がサプライズされた時の記憶を覚えていないので相手にサプライズする方法手段すら思いつかない。

恩や感謝、相手への配慮を疎かにしがち

普通の人と同じように感謝したり恩に感じたりする。とても残念なことに、そういう良い思い出さえも忘れる。感謝していたこと、感謝していた人の存在すら忘れてしまう。自分がどう感じたか、相手にどう感じてもらえたか、その記憶を忘れてしまう。その結果、恩や感謝をしても、されても忘れてしまうので物事を判断するときにそれらの事を判断材料として活かしていないため、恩や感謝に対する想いが人より疎かにしがち。忘れたくはないんだけど忘れてしまう。一般的な記憶力の人になんでちゃんと出来ないのかと怒られることがしばしばあるけど、たぶん期待値に差があるんだと思う。

変化に強い

悪いことばかりではない。これまでの過去自分がやってきたことに対して他の人よりも価値の逓減する速度が速い。過去の実績や過去学んできたことに対しての価値がすぐなくなるので、常に新しいことを学び、常に新しい人と出会うのに躊躇がない。記憶力のいい人は一度手に入れたスキルをずっと使い続けることができるので変化しなくても生きていけるらしい。この辺が自分の長所に感じていてエンジニアをやる上で、新しい技術をどんどん学び、古い技術を躊躇なく捨てれる。また全ては変化する、諸行無常だと思っているのでソフトウェアを開発する上でも変化するのが当たり前で変化に強いプロダクト開発ができることも長所に感じている。逆に言うと、学習し続けていないと自分の価値が無になってしまう恐怖があるので学習し続けるしかない。その点ソフトウェアエンジニアは学び続ける事で差別化出来て価値につながるので天職。

シンプル思考

複雑なものが苦手。覚えられないから。責務を最小化するのが得意、変化に強いから。荷物をできるだけミニマルにして生活するのが好き、いつでも移住できるから。変化し続けるには複雑であるとコストが高い。同じ場所にずっととどまることが出来ないので移動を繰り返していくたびに物事がシンプルになっていく。

現在未来志向

過去はどんどん記憶から消え価値がなくなって行くので現在と未来に行動の趣きをおいていることが多い。だけど未来についてもこうしたいという思いはありつつも、3ヶ月後は何しているか自分でもわからないと思う。それは3ヶ月前自分が何していたかもあまり覚えていないからな気がしている。

感情がブレやすい

良かったこと(感動や感謝や熱意)も悪かったこと(不安、反省)もすぐに忘れてしまうため、数週間良いことが連続で起きると人生めちゃくちゃ楽しいなと思うし、数週間悪いことが連続で起きると本当人生はハードモードだなと思う。直近で起きた出来事とそれに伴う感情に左右されやすい。
また熱意やモチベーションも忘れがちなので物事を続けるのは結構たいへん。また変化に強い、新しいものに貪欲というのもあり熱しやすく冷めやすいはこのせいな気がしている。

対策

忘れないほうがいいのはわかっているけど忘れてしまう。忘れてしまうのはしょうがないとして、それを思い出す機会を増やす。つまりリマインドする。

感謝したこと、されたことを忘れたくない
忘れたくない。なので感謝している人のリストを作ってたびたび見直したりしている。あとは日記を書いて振り返りするようにするともっといいなと思って最近日記をつけはじめようと思ってる。

熱意を忘れない
好きな人と好きな仕事を続けるためには熱意を忘れないようにしたい。忘れるとやる気がなくなって続かなくなってしまう。なので熱意を言語化して日頃見えるような場所において何度も思い出すようにする。

振り返りをして明文化する。それを見返す
エンジニアの世界で、アジャイルなプロダクト開発では定期的に振り返りをする。良かったこと、悪かったこと、それへの対策これをこまめに定期的に行なって記憶から消えても見返せるような形で残す。あとはこれを見返す時間を作る

周りに助けてもらう
ここは相手を気を使うべき、とかここはこうしておいた方がいい関係が築けるとか。自分ではとっさの判断では気づけないことが多々あるので、そのへんが気づくことができる人にサポートしてもらう必要がある。直前に言ってもらえればそうかそうだなと思って行動することができる。一人では一般的に求められる振る舞いが出来ないの周りの人にサポートしてもらうとありがたい。まわりの人も、こういう人には、関心がなくやる意思がない人と思わずに、気づくことが出来ないんだなと半ばあきらめて助けてほしい。

おわりに

周りにADHDやアスペルガーな人が多いので、自分も多少なりともその毛がありそうな感じがしている。けど健常者ですと診断されるとわりとショックなのでまだ行ってない。だけど自分のことを自己分析したりしてるとやっぱり記憶のメカニズムに関してはずれてるよなぁと思って書いてみた。対策はこれまでの数多の失敗から学んで来たものなので、まだまだ見つけきれていないと思う。同じように感じる人がいたらアドバイスもらえるとうれしいです。色んなライフハックを自分で見つけて仕込んでいかないと生きていけないぐらいには生きるのって難しいので、仕組みを作ってでどうにか生きていきたい。


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