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1115㎞一人歩き四国遍路の旅28日目

2017年5月7日(晴れ)44番大寳寺、45番岩屋寺へ

下坂場峠を越えて内子町とお別れし、更にひわ田峠(「ひわ」は漢字ですが変換できません。(涙)」を越え久万高原町の中心部に入り44番大寳寺、45番岩屋寺を参拝しました。四日ぶりの10時間超えの行動時間で30.3㎞を歩き累計は730.7㎞となりました。

下坂場峠、ひわ田峠越え

内子の民宿を6時30分出発。
宿を出て長くせず国道合流点に遍路小屋がありました。
ここに泊まれば良かったかなと思いながら国道379号線を歩きます。
風呂に入りご飯も食べたのだから民宿が良いはずですが、こんな思いをした民宿でした。

内子遍路小屋

ひわ田峠遍路道、約7㎞はなだらかな上りの国道歩きです。
滝ノ上橋休憩所、ここには水もありトイレもありベストな泊地でした。

左:薬師堂、右:滝ノ上橋休憩所

落合トンネルを抜けると国道は砥部町へと延びていますが、遍路道は県道42号線となり標高は更に上がってきます。
民宿H130m、落合トンネルH230m、下坂場峠H570m、一旦H520mまで下ってひわ田峠H790mと二つの峠越えです。

落合トンネル手前
右の県道42号線に進みます。

下坂場峠標高570m

県道からひわ田峠遍路道は山道へとショートカットとなります。峠を越えると久万高原町に入ります。

県道42号線
山道に入ります。
ショートカットが終わり峠に到着です。

ひわ田峠標高790m

下坂場峠から県道42号線を1㎞程下ると県道から離れ感じが良い山道の登りとなります。3㎞程でひわ田峠でした。
「何かを残せ」との看板。何が残るかな?
峠を2㎞程下ると久万高原町の中心部となり44番札所大寳寺はもう直ぐです。

何にも考えず黙々と歩いています。
気持ちが良い山道です。
標高790mのひわ田峠
「ひわ」とはこんな漢字です。

44番札所 菅生山 大覚院 大寳寺

本尊:十一面観世音菩薩、開基:明神右京・隼人
宗派:真言宗豊山派
久万高原町は石鎚山登山の際に何度か車で通過した町で、なんとなく懐かしくなります。ひわ田峠から街並みや大寳寺方面を見ながら下ります。
久万川を渡ると参道が延びひと登りで大寳寺に到着しました。
内子民宿から20km程、6時間歩きで疲れもでています。

久万高原町に入ります。正面が大寳寺方面かな?
久万川を渡り。参道が真っ直ぐ延びています。
左手参道を登ります。
山門
山門
山門の大草履 高さ3m程か
正面は本堂
本堂手前
大師堂
尼さん。暫し話し込みました。宗派は違うそうですが、札所に泊まりながらの修行。

修行道として八丁坂経由で岩屋寺入り

大寳寺から更に峠御堂を越えて県道12号線に下ります。
畑野川地区出て再び山路に入ります。
より厳しい修行道八丁坂へ。
標高差200m程の山登りで裏から45番岩屋寺に入ることにしました。

峠御堂手前
道中の観音様
県道から離れ山道へ
真っ直ぐが楽な表参道へ。右に八丁坂から岩屋寺に向かいます。
この先、急な登りとなります。
八丁坂まで登ってきました。

45番札所 海岸山 岩屋寺

本尊:不動明王(伝弘法大師作)、開基:弘法大師
宗派:真言宗豊山派
断崖絶壁の霊場。白山権現を祀る鎖禅譲、不動明王を祀る穴禅譲の二つの行場があり、めずらしい修行体験ができるそうです。

不動明王
不動明王の行場
裏の山門
岩壁が聳えています。
大師堂、奥に本堂
大師堂
本堂
本堂と梯子を登ると法華仙人堂跡
登ってみました。
本堂では大寳寺で一緒した尼さんが読経しています。
正面の山門
無数のお地蔵様です。
お地蔵様の上から降りてきました。

泊場は、国民宿舎古岩屋荘近くの東屋

岩屋寺を下り県道12号線に出ると泊まり場予定地は直ぐでした。
11時間行動でぐったりでした。国民宿舎でお風呂に入れたのでしょうが。
それより東屋での先客が不気味で落ち着きませんでした。
人が居るのか居ないのか?

国民宿舎古岩屋荘
古岩屋の岩峰
東屋の先客?
ベンチの上で寝ました。

次回は、29日目いよいよ松山市内に入ります。6札所を投稿予定です。





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