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日本三百名山の踏破①

シリーズ投稿は次から次に終わりを迎えます。今回「日本二百名山」が終わりました。
これまで「日本百名山」「1992年版九州百名山」「2002年新版九州百名山」「九州オルレ」「一等三角点巡り」「海外登山」「四国遍路の旅」が終わりました。
続けているのが「九州百名山地図帳」「地元佐世保の山巡り」です。
いよいよテーマが無くなってきましたが、日本三百名山で投稿していない山がありましたのでシリーズで投稿します。

日本三百名山とは、日本山岳会によって選定された300の山です。
日本百名山の全てを含み、日本二百名山については荒沢岳が含まれていません。この名山、追加された新たな山には19座に登っており、未投稿の中国・四国の5座を投稿します。

先ずは吾妻山です。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、次のように紹介されています。
吾妻山(あづまやま)は広島県庄原市島根県仁多郡奥出雲町との境にある標高1,239mの山。比婆道後帝釈国定公園に属している。
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が比婆山に眠る妻の伊邪那美命(いざなみのみこと)を「ああ、吾が妻よ」と山頂に立って生前を偲んだことが山名の由来とされている。
登山口には国民休暇村の吾妻山ロッジがあったが2020年11月に閉館した。
主な登山ルート
・休暇村吾妻山ロッジ跡からのルートでは往復1時間10分程度である。
・アップダウンはあるが比婆山、烏帽子山からの縦走路もある。比婆山古道入口から休暇村吾妻山ロッジ跡まで3時間程度である。

No1387セツブンソウ観賞と吾妻山

令和2年2月22~23日  5名
22日佐世保⇒庄原IC⇒道の駅リストア.ステーション(総領町内セツブンソウ自生地探索)⇒休暇村吾妻山ロッジ駐車場15:00
 23日起床5:00出発6:30→吾妻山1,238m7:40→大膳原8:20→烏帽子山9:20→9:50比婆山御陵10:10→大膳原先11:10より吾妻山南尾根中腹をトラバース→池の原12:00⇒13:00市内かんぽの郷(入浴)14:00⇒20:00佐世保
 
セツブンソウ観賞だけでは遠出すぎると日本三百名山「吾妻山」登山を呼びかけ4名の賛同者を得て実施しました。

セツブンソウ観賞

節分の頃に花を咲かせるのでセツブンソウと言うらしくネット調べでは「日本原産の植物で、関東より西の地域に分布します。石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面などにまとまって自生します。凍てつくような真冬に芽を出して花を咲かせ・・・地上に顔を見せるのはせいぜい春の3ヶ月程度です。可憐さとはかなさが魅力の山野草で・・・寒空に咲くけなげな姿を見つけると、思わず顔がほころびます。」とある。

庄原市総領は日本最西端の自生地で開花時期に合わせ祭りが開催され今年は今月15日から始まっていた。インフォメーションセンターの道の駅で一応の解説を聞いて出発するとボランティアの方から申し出を受けて案内していただいた。

自生地7カ所の内4か所を見て回った。自生地公開を始めて20年になるそうで、地域の皆さんの協力で絶滅危惧種から準絶滅危惧種となり保全が図られているようだ。後日、新型コロナウィルスの影響で公開が中止になったそうだ。

吾妻山登山

さあ、山登りだと国道432号線を北上する。
王居峠手前で県道かに右折し暫くして山道に入ると雪が見え出した。予定通り入山できるか心配したが、四駆のランクルは苦にすることなく標高1,000m程の休暇村に到着した。休村中で車も人影も全くない。雪がない場所を選び幕営する。

毎回楽しみの夕餉は生姜焼きにキムチ鍋にK女史差し入れの越乃寒梅一升瓶はみるみるうちになくなってしまった。

夜中は風強く雪もチラついていた。翌朝、心配したが新たな積雪は殆どなく、サラダとパンにスープとしっかり腹拵えして出発した。

吾妻山の冬季は山スキーやスノーシューハイクを楽しむ山のようです。
防風対策をしっかりして出発したが、そう強風に苦しめられることもなく山頂に立った。

今回もトップはN君である。360度の展望が広がったが曇り空、大山も見えるはずと探したが確認はできなかった。積雪量次第ではここから下山を想定していたが、比婆山まで行けそうだと縦走することにした。

吾妻山から先はかなりのトレースが付いている。適度にクラストしており膝の調子が今一つの私には歩き辛かった。大膳原は感じの良い草原で一面雪原のはずだが枯草が一部顔を出している。二人の登山者を確認したが、帰路会った時の話だと島根県側から登られたようだ。横田別の峠から再び登りとなる。

昨年2月烏帽子山には立っていたのでショートカットのつもりだったが、他の皆さんは未踏なのでN君の強い要望で遠回りした。山頂らしき標識は何もないのだろう、トレースは山頂に向かっていない。

烏帽子岳山頂と思われる場所で

この付近、「古事記」に登場する、国生みの女神イザナミノミコトが葬られた「比婆之山」との説がある比婆山。

ブナ林の中に開けた山頂の円丘の中央には、イザナミノミコトの陵墓と伝えられる苔むした巨石が横たわっています。一帯は「比婆山伝説地」として広島県史跡に指定されています。

帰路、大膳原から眺める吾妻山の姿は美しかった。

吾妻山南尾根中腹をトラバースし南の原に出て池の原、幕営地に戻った。

縦走路から離れます。
トラバース
戻ってきました。

今冬は3度も中国地方の雪山を楽しみました。

次回は、四国の瓶ケ森を投稿予定です。
 
  
 

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