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大崩山宇土内谷の氷瀑で遊ぶ

ネット情報では大崩山をこう紹介しています。
『宮崎県延岡市の北西部にある山で、「日本二百名山」、「九州百名山」に選ばれている山です。
九州では阿蘇山や霧島連峰をはじめとして火山性の山が多い中で、大崩山系は花崗岩から成り、東側の花崗岩が崩れた様に風化していることから、大崩山と呼ばれるようになりました。
切り立った岩場がとても多いことから、ロッククライミングや冬のアイスクライミングに大人気のスポットとして注目されています。
1965年に祖母傾国定公園に指定され、徐々に登山者が増へ、さらに2017年にユネスコの生物圏保存地域「エコパーク」に指定されたことから、ルートや標識も整備され、以前に比べれば登りやすくなっています。』・・・
アイスクライミング人気の宇土内谷に6年振りに出掛けました。

No1533大崩山6年振りの宇土内谷

令和5年1月27∼29日 5名
27日佐世保18:30⇒23:50日之影町鹿川交流センター
28日出発⇒比叡山林道⇒登山口9:20→10:10三段の滝11:00→11:20大滝13:15→14:20登山口⇒15:20交流センター
29日帰路⇒高千穂町天岩戸温泉⇒佐世保

Fリーダーの強い意向で計画が纏まった。
毎年来たいねと言いながら6年も経過していた。
やはり遠いのとメンバーが揃わなければ来れない宇土内谷です。
今回は寒波が襲ってタイミング的にはバッチリでしたが、逆に入山できるかが心配になりました。
そんな不安を持ちながら27日夕出発します。
佐賀県内に入ると金立SA付近か高速道路脇にも積雪が見られ山並みは雪景色でした。南に向かっているのにユキ注意の電光掲示案内があります。
九州中央道を降り山都・矢部町に入ると国道218号線は雪道になりました。チェーン車も目立ちます。ランクルで安心感はありますが、先行車はノロノロ運転が目立ちます。高千穂町を過ぎると落ち着きました。槙峰大橋手前で国道を離れ県道214号へ。網の瀬川左岸を北上します。心配した雪はなく安心しましたが、細い道の運転は気を使います。
幕営予定の比叡山駐車場は工事用重機もあり、もうひと頑張りの運転が続きました。結局、鹿川交流センター標高488mのグラウンドに幕営しました。

28日は明るくなって始動します。
鹿川キャンプ場分岐から比叡山林道の悪路になります。雪道です。
宇土内谷登山口手前2kmで巨石が林道を塞ぎ余分な歩きを見込んでいましたが、ギリギリ通過できて登山口1,030mに到着です。

下山時の巨石通過

登山口には既に10台近く駐車しています。我々の後からも数台が登って来ました。やはり人気の宇土内谷です。

戻って来た時の登山口。車はかなり減っていました。

三段の滝は大賑わい

暫くは宇土谷右岸の林道を登ります。

大崩山登山口を見送り先に進みます。
殆どのパーティーが三段の滝を目指しました。我々も続きます。
50分で下降点1,215mに到着。ここでハーネスなど装着して谷に降ります。

既に上段の滝を登っているパーティーもいました。
下段でもトップロープをセットしているパーティーもいます。
三段の滝は上級者向きのゲレンデです。

山友O山岳会のT女子も日本山岳会のT氏の指導を受けています。

取り付きパーティーが多く、練習にはコース取りが難しかったので初中級者向けの大滝に移動しました。

大滝でのサプライズ

標高1180m付近の大滝に移動です。
ここでサプライズ。「クマさん、N君、会長も」と声が掛かります。
宮崎県山岳・スポーツクライミング連盟のN理事長とK事務局長でした。
N氏とは昨年12月の九州岳人の集いで会ったばかりです。
K氏とクマさん・N君は指導員講習等で旧知の間柄です。
ここであの巨石(前出写真)を動かしたのはK氏と分りました。
一人で四日間を費やし重機を動かし整備したそうです。
感謝、感謝です。多くの岳人が助かりました。
整備前の状況写真です。このままだと片道1時間のプラス行動ですし、車駐車が大変だったと思います。

二人は明日の指導員研修会の準備で来ていました。大滝の50m程上部にトラバースロープをセットしていました。

ロープセット中のN氏
セット完了。3本メインロープを流して講習するそうです。
宮崎県山岳・スポーツクライミング連盟の面々

今日は青空で絵になります。大滝の右側はF君が、左側はN君がトップでセットしました、クマさん・N君は初めての宇土内谷で経験になったでしょう。N君は三段の滝を登れず少し残念さが残ったようです。K女史もこの景観を十分に楽しんでいただけたようです。

大滝全景
まずはF君がリード
次はN君がリードします。
ご満悦なN君
次はクマさんどうぞ
懸垂で降りましょう。
私も登り降りしました。

時間はあっという間に過ぎ下山します。

下りは助手席に座ったが良くこんな道を走ったなと改めてクマさん車に感謝です。軽自動車も何台か見ましたが,「軽でよく来るなと」信じられない感じです。

結構な急坂です。

夕食はK女史準備のモツ料理に舌鼓を打ち大いに盛り上がりました。
登攀の場ではアイスバイル、スクリューハーケンなど装備の充実に目を見張りましたが、テント内でも二人の充実には負け惜しみがでました。
全ての装備が買い替え時ですが、骨とう品で耐えている私です。

29日は比叡山のルート案内のみで帰路に着きました。

比叡の岩場

平均年齢64歳のお遊びが終わりました。

左から68歳・73歳・73歳・59歳・46歳

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