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しりとり俳句㊳

しりとり俳句もいよいよ800番台に突入です!

今回は鳥シリーズ!?
それではさっそく!

「さち・ちり・しの・しりとり俳句」
(下五・下二字、または一字でしりとり)
5月19日スタート、あっという間に40句以上。
ただ呟いているのももったいないので、記録に残こすことにしました。
第一回は、5/19~5/30分。12日、全45句。
季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃

しりとり俳句①」より

第38回は、2/6~2/12(794~814)全20句。

794. ほろ苦きトーストへのどやかなジャム
   のどやか(三春)ち

795. やむを得ず使ふばあばの春日傘
   春日傘(晩春)さ

796. 風車ママチャリの背にうたひたる
   風車(三春)し

797. たるんと目のほそながき春の夢
   春の夢(三春)ち

798. 夢を追ふ少年の眼や春一番
   春一番(仲春)さ

799. 番長のすすり泣きかな花菜風
   花菜風(晩春)し

800. 風光るジャグリングの輪機嫌良し
   風光る(三春)ち

801. よじれたるおしぼり広ぐ花の茶屋
   花の茶屋(晩春)さ

802. 矢がすりに藍の袴ぞ卒業歌
   卒業歌(仲春)し

803. 浮かれ猫門限すこし過ぎちやつて
   浮かれ猫(初春)ち

804. つてをたどつて上京す百千鳥
   百千鳥(三春)さ

805. 鳥籠のつがひ囀る十姉妹じゅうしまつ
   囀る(三春)し

806. まつすぐに鍵つ子帰る小鳥の巣
   小鳥の巣(三春)ち

807. ノズルからすうと膨らむゴム風船
   ゴム風船(三春)さ

808. 船長の十八番おはこ高々うららけし         
   うららけし(三春)し

809. 消しごむの角はおおらか受験生
   受験生(仲春)ち

810. 正確な腹時計なり花筵
   花筵(晩春)さ

811. 素人も玄人も皆いかのぼり
   いかのぼり(三春)し

812. ボリュームをさく前奏春しぐれ
   春しぐれ(三春)ち

813. くれなゐのバイク過ぎけり春の山
   春の山(三春)さ

814. 山小屋へつづく小径よ春のうみ
   春の湖(三春)し

     ・・・・・

いつもイメージではぽっと言葉が浮かんでさらさらっとおもしろいことを詠みたいなぁと思っているけれど、なかなかイメージ通りにはいかないですねぇ。
面白くなくても良いけれど、とにかくさり気ないことをさらさらっとすぐに詠めるようになりたいといつも思っています。

そして、
今週末はおでかけしていたこともあって、紙に書けない状態で作ろうとすると口語じゃなく文語の方が考えやすいことに今気がつきました(笑)。

さて今週は
紫乃さん
796. 風車ママチャリの背にうたひたる
我が家も少し前に子どもが風車をもらってきたので、完全にこれはママチャリの後ろで子供が嬉しそうに風車を手に持っているのかなぁと思いました。春らしいほっこりとする景が浮かびました♪

ちりさん
794. ほろ苦きトーストへのどやかなジャム
のどやかなジャムという表現が新鮮で、これはイチゴジャムとかじゃなくて、もっと柔らかい色のジャムを思い浮かべました。こんがりトーストされたパンにのせられるあんずジャムかな~、うちならピーチメルバかも、色々おいしそうな想像が膨らみました♪

自選、、なかなか難しい(笑)。
813. くれなゐのバイク過ぎけり春の山
上五を「くれなゐの」と決めて、一体何だったら良いだろう??と鳥居だと朱色だし・・・と考えていたら目の前を郵便屋さんが通り過ぎたのでした(笑)。これはもちろん読む人には普通のバイクでも良いなと、別にたいしたことは言っていないのだけれど、春の山という季語に助けてもらいました(笑)。

それでは!
今週遅くなってしまいましたが、、おやすみなさい(笑)。


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