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「クリエイティブ素直」実験の中間報告

いわゆる「たくさん愛されて育ったひと特有の素直さ」を持ち合わせていないわたしは、目下「クリエイティブ素直」と称して、あとから作り上げる「素直」を手に入れるべく実験中だ。

実験の姿勢を見せたからなのか、それはまあ次々とあらゆる方向から問題がわたしの目の前にあらわれる。さあ解いてみろと練習問題を出されているようだ。こうやってQ&A人生はつづくのかよ、とやさぐれもするが、せっかくなので真面目に練習問題を解いている。(わたし、真面目なんですヨ)


ここでいう「素直になる」「正直になる」というのは、自分の頭の中にうかんだことを全部口に出すとか、自我を貫き通すとか、わがままをガマンしないとか、そういうことではない。それで言うと、よく考える前に口から出ているし、自我を曲げる方法は知らないし、十分わがままだと思うので、どちらかというとちょっとセーブが必要なくらいだ。



わたしの望むところの「素直」になるにはまず、他人や環境のせいにしないで「ほんとうにどうしたいのか」を洗い出す必要がある。ただ、「〜だから無理だし」とあきらめずに自分の望みを知ることはなかなかむずかしく、とても厳しい作業だ。


このことを考えるときに思い出すことがある。以前知人と「どんなひとと結婚したいか」という話をしていたとき、彼女が挙げた条件は、まるごと「彼女のお母さんが娘に望む条件」だった。(ほとんど収入とか仕事とか家庭環境とかそういう条件)「でも、それはおかあさんの望みで、あなたの望みじゃないですよね?」と聞くと、彼女は「わたしの望みは、お母さんがよろこんでくれることだから、わたしの望みですよね」と言った。

わたしは黙るしかなかった。「誰かの望みを叶えること、誰かのために行動すること」が自分の望みで、ほんとうにそうしたいと思っている場合、それはもちろん嘘ではないけれど、「ほんとうに自分がどうしたいか」という意味では「じぶん」がゼロだ。もっと言うと「ほんとうに相手がそうしてほしいか」ともズレが生ずる。(親子の場合はズレがないこともあるので、それもやっかいだけれど)


先に答え合わせをするようだけれど、結局のところ「ほんとうに自分がどうしたいか」という問いに、行き着くのはいつも「愛されたい/愛したい」というところなのだと思う。大げさだけど、ほんとうにそう思う。

上記の例の彼女の場合は「ほんとうに自分どうしたいか」が「お母さんに愛されたい」だったのだと思う。まったくもって結婚相手の話ではない。

問題「どんな結婚相手がいいか」→答え「お母さんに愛されたい」では成り立たない。

そこで、問題からではなくて答えから解体していった。
「お母さんに愛されたいのは自分をしあわせにしたいからで、お母さんもあなたのしあわせを望んでいるのなら、その間の条件や方法がちがっても、自分がしあわせになることから考えたほうがいいんじゃないの?」と。

そのとき彼女はキョトンとしていたけれど、わたしは自分で話しながら泣きそうだった。さいごは自分に言い聞かせていた。


「素直」を手に入れるのに「愛」や「しあわせ」なんて見えないし測れないものを望むのは、叶ったかどうかわかりづらくて、一生かかっても解けない問題のような気がする。だけど、きっとわたしに足りないのはまさにそこで、「見えないから望まない」というスタンスで、愛をもってひとに関わることを避けているということなのだと思う。「愛されたい/愛したい」を、自分にないものとして、認めていないところにある。


ここのところの練習問題で、そういうイタイ部分が明らかになってきた。

「素直」「正直」であるために、自分がほんとうにどうしたいか問うと、「愛したい(けど迷惑だよね)」「愛されたい(けど無理だよね)」と認めることができない。

それから、これはほとんど言い訳だけれど、わたしは「みんながすきなようにできるといい」とほんとうに思っていて、誰かの望みを叶えたい、誰かの役に立ちたい、という思いがつよい。これは、自分で言うのは憚れるけれど、わたしのなかに愛は溢れているのだと思う。

「呼ばれていないし」「迷惑かもしれないし」と、ひとに関わることに躊躇して、いつも愛情の行き先を見失ってしまうけれど、それは受けとった相手が決めることで、わたしが決めることではない。そう言い聞かせて、まずは相手に「わたしはあなたに関わりたい」と伝えることが必要だ。愛なら、あるのだ。


「クリエイティブ素直」になるための課題に向き合って、今のところでた答えは『「自分がしあわせになる」をスタート地点において考える』ということと『結果を先読みせずに、愛をもってひとと関わる(自分から飛びこむ)』ということ。


以上、中間報告でした。



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