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グレンダロッホの朝歩き

 毎週金曜日の朝、「2つの湖の谷」グレンダロッホの谷を歩きに行きます。6世紀ごろに聖ケヴィンが修道院を作り多くの修道僧が共同生活をしていたという、アイルランドの最も「聖なる」場所。しかしここは地元の人たちの歩きに行く「裏庭」でもあるのです。朝9時に家を出て15分ほどで待ち合わせ場所に到着。集まった皆で歩きはじめます。

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 9月20日(金)は谷に霧が出て、冷んやりした天気。寒くはなくて、そろそろ夏の終わりを感じる朝でした。振り返ってみると、修道院遺跡にそびえる塔(ラウンドタワー)が霧に浮かんでいました。

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水曜日と金曜日、たまには月曜日も一緒に歩いている友だちは、心配事だの毎日の出来事だの、いろいろなことを話せる仲間。朝のうち歩いて、ちょっとお茶をしてそれぞれがさっさと家に戻ります。忙しいときは行かないこともあるけれども、なんだか物足りない。

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少し行くと「2つの湖」の川下の Lower Lake 「下の湖」です。

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風もなく静かな湖に心洗われます‥‥ けど油断していると、置いていかれます。「下の湖」の横を歩いていくと、今度は「上の湖」Upper Lake が見えてきますが、手前を渓谷のほうへ登っていきます。

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 「ミニ華厳の滝」みたいなのは、プラナスの滝 Poulanass Waterfall この渓谷から流れ込んだ土や岩が堆積してグレンダロッホの谷を流れていた川がせき止められて2つの湖に分かれたそうです。もう友だちは上のほうまで行ってしまいました!おーい待ってくれえーーー!

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登りが続いて、「森林浴」です。先に行ってた友だちが撮ってくれました。豆粒みたいに後から来る緑のジャケットが私です(笑)。

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ちょっとふーふーしながらも登っていくと谷を上から見下ろすところへ出ます。「上の湖」が下のほうに見えて、季節ごとの景色が楽しみな場所です。こちら側の丘はデリーボーン、向こう側はカマデリーという山です。下のほうに修道院遺跡の塔も小さく見えます。

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ここからはまた谷へ向かって下り坂です。

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アイルランドへ引っ越してきたばかりの頃、地元のおばちゃんたちの仲間に入れてもらったときには、すごい早足にびっくり仰天しました。何とかついていくけれども今でもちょっと立ち止まって写真を撮っていたりすると、あっというまに置いていかれます。でも、最後は一お茶をするところで一緒になるので大丈夫。

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出発点に戻ったら、すっかり霧も晴れて、ダブリンからの観光客で賑わっていました。11時に終了、8.5km歩きました。

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