キラキラ

いつか訪れるかもしれない気持ちの変化

ゲストハウスで働いていると色んな人に出会う。

一人旅のお客様
国際カップル
学生の団体旅行

でも、一番多いのはやっぱり家族連れのお客様だ。

これまであまり小さな子供に触れることのなかった私には
色んな発見の連続が続く。

自分の世界に打ち込んで楽しむ子供もいれば、
周りの子供や大人もいつの間にか巻き込んで遊び出す子供。
子供の数だけ性格があって、興味深い。

でも、どの子もとても母親に愛されていることが一目でわかる。
泣いているときも笑っているときも、
子供たちの目線は母親を求めているのだ。

そして、そんな子供たちの母親達も
口では「大変、大変」と言いながらも
愛おしそうに甲斐甲斐しく面倒を見ている。

そんな中で、家族連れのお客様と接していると
母親達から最近よく聞かれることがある。

「子供は好き?」
「欲しいと思う?」

なの気になし世間話で聞かれているということは分かる。

でも、正直よく分からない。

かわいい、とは思う。

けど、自分が産み育てているところまで
今はまだどうしても想像できない。

この言葉しか思いつかないから、
質問に対しては正直にそう答えるようにしている。

すると、一人の母親が
「私もそうだったよ。自分が子供を持つなんて想像もできなかった。
 可愛いのは可愛いけど・・。今だって、分からないから手探りで育ててる状態。」

意外だった。だってすごく子供のことを可愛がってたし。

でも、誰だって最初はそうだったのかもしれない。

最近まで私は
「子供は子供が欲しくて欲しくてたまらない人しか持たないもの」だと思っていた。 

でも、最初からそうじゃない人もきっといるのだ。

その母親だって、きっと色んな葛藤や思いがあって
ここまできたんだろう。

そんな風に"女性"としての人生を、
私よりも何歩も先に歩んでいる彼女たちと
接していると色々考えさせられるものがある。

私にはまだまだ想像できないけど、、
女性としての人生とかもよくわからないけど、

もしかしたら、突然訪れるかもしれない
自分の中の変化を楽しみながら
日々歩んでいこうと思う。

ちょっと豪華な、美味しいキッシュを作りたいと思います。