不自由さ。

昨年の夏に恋した人とは、うまく話ができませんでした。

というのも、なぜだかとても緊張してしまって、目が見れないし息もできなくて、ずっと変な汗をかいていた。気になることがあっても聞けない。わがままなんて到底言えなかった。



なんでだったのかな。



ひとつには、わたしにとって物語のなかの人のような、現実味のない人だったからかもしれない。
友人づてに知り合ったものの話したことはないままに、半年以上SNSで一方的に見かけるばかりだったその人がたまたま目の前に現れたのだ。

ふたつめに、なんかもうとにかく頭のいい人だった。
わたしは自分のアホさがコンプレックスのひとつと言っても過言ではない。脳みそが動いてなさすぎて泣きたいほどだ。そんなわたしがとてつもなく頭のいい人を目の前にして萎縮しないわけがない。(頭がいいというのは良い学校をでているというのはもちろん、なんかよくわからん次元のお仕事をされていたからということもある。)

みっつめに、口数の少ない人だった。
わたし自身はあまり話す方ではない。一部で「ウソつけ」と思う人もいるかもしれないけれど、リアルだとまったく喋らない時間がざらにある。
その人は、わたしに輪をかけて喋らない。聞いても多くは語らない。喋らないといけないと思い焦る。喋るのが苦手なもんだから変な汗をかく。



なんでこんな話を急にはじめたかと言うと、その人との恋が早々に散り、今年になってから新たに恋をはじめた相手とはまるで違う関係性だからだ。
待ち合わせのその瞬間まで緊張していたのだけど、声を聞いたとたんに緊張が解けるという、はじめての経験をした人が相手だ。今度の人は会社も仕事も似ているし出身地も近い。共通点や共通の知人も何人かいた。



同じクラス、同じサークル内で恋愛していたときには当たり前のようだった「共通のなにか」という前提も、社会人になるとなかなか貴重なものとなる。同じものごとを知ってる、同じ言葉、価値観というのはこんなにも心地よいものなのかと驚くほど。


そんな人と出会ってはじめて、昨年の彼との不自由さが強烈に思い起こされたのかもしれない。
今回に限らず、わたしはいつも恋愛から何かに気づく。何かを知り、学ぶ。

素敵なことがありますように☆
6

#2018

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