手を痛めてしまった。

6/2(土)〜4(日) 金沢へ
　手の調子はよかった。
6/18(土) 富士山→富士川へ
　翌日、手がだるかった。
6/26(日) 神奈川某所
　乗った時、手の疲れを感じた。
7/2(土) 富士山へ
　調子が悪く、テーピングをして乗った。

いつもより頻繁にバイクに乗った。
乗ってしまった。

そして、同じ頃
いつもより難しい楽譜で
ピアノを長く練習してしまった。

オクターブが多く
小指を酷使してしまった。

結果、右手を痛めてしまう。

まず、親指の付け根
次に、小指の第二関節
そして、薬指の付け根
最後に右肘の脇

バイクは乗るのを止めた。
7/2以降、未だに乗っていない。

ピアノも休み休み。
弾いたり休んだり…

先週木曜日。
昼間、夏の空がわたしを呼んだ。

ずっと考えないようにしていたのに…

夏がわたしを呼んでいる。

行かなければならないところがある。
去年は、バイクで行ったことを思い出した。

今年もバイクで行く？

すっごく悩む。
バイクに乗りたい！

夏の暑さが、わたしを呼んでる。

今年も同じ用事を
同じ空の下、バイクで行く？

前日、ギフトの鍼灸を受けて
体調はとても良くなっていた。

これなら乗れるんじゃない？

すっごく悩んだんだけど

また使いすぎで
手の調子が悪くなってしまったら…

と思うと、乗れなかった。

ガマンして
車で行くことにした。

エアコンはつけずに
窓を開ける。

風が入ってくる。
右手に日差しが刺さる。

暑くて気持ちいい！

バイクもこんな感じだなと思う。

すぐに物足りなくなってくる。

見上げると空が切れる。
車の天井に邪魔されて、空が見えない。

風を前方から受けられない。
右の窓からしか風が来ない。

違うんだなぁ。
バイクと車って。

右手を労わりたくて
車にしたけど
バイクとはやっぱり違うんだなぁ。

海の方を見る。
今日は橋がとてもよく見えている。

いつもより、空気が澄んでいる。
これは、夕方富士山が見えるかも。

やっぱり、バイクに乗りたいなぁ。

車に乗りながら
バイクに乗りたい気持ちが高まってくる。

ガマンして乗るのを諦めたけど
やっぱりバイク、乗ろうかなぁ。

目的地に着く。
去年、バイクを停めた場所を通り過ぎる。

駐車場は並んでいた。
列に並びながら

バイクならすぐ停めて行けたなぁ。

と思う。

用事を済ませる。

帰り道。
空はまだ青く、日差しは強い。

帰ったら、バイクで出かけよう。

ラジオはつけない。
窓を開ける。

バイクに近い環境で
日差しを感じながら車を走らせる。

乗りたい！

そう思う一方で
ハンドルを回す時に
右手だけでは回せないことに気づく。

まだ、万全じゃない。
万全じゃないんだ。。。

帰ってきた。

バイクに乗り換えるなら
着替えないといけない。

家に入る。
涼しい室内に戻ってきた。

頭の中も冷えてくる。

さて、どうする？
バイクに乗る？

東の窓からは
快晴で真っ青な空が見える。

が、西の窓には
灰色の雲が静かに横たわっていた。

西から崩れているのか？

西にある富士山のことを思う。
西に雲が湧いたら、富士山は見えない。

食卓を挟んで座る娘に声をかけた。

「バイクに乗って来ようかと思うんだけど。」

『西の空、暗いよ。』

娘も気づいていた。

そうなんだよなぁ。
空には３分の1ほど雲が広がってきていた。

さっき車で出かけた時の
ピカピカの青空なら行くんだけど…

冷めた頭は冷静に考える。

今、無理したらまた手の調子が戻らない？

悩んでいたら
息子に駅まで送ってほしいと頼まれた。

その時間との兼ね合いで
バイクに乗るタイミングを逸した。

空をおおう雲の割合は増えていく。

乗らなくてよかったんだ。
こんな暗い空、乗っても楽しくない。

そう自分に言い聞かせていた。

　🏍          🏍          🏍

先週の木曜日。

去年も同じ用事があって出かけたんだけど
バイクで行ったのは
苧環さんのこのnoteがきっかけ。

今年もその場所に行かねばと思った時に
真っ先に思い出した。

この記事に
文字通り勇気をもらって
わたしはまた走りに行くことができた。

次の日には
その当時、遠いと思っていた観音崎まで
バイクで出かける。

下のnoteは、行きの橋の上で感じたこと。

苧環さんのために書いた。
勇気をもらったお返し🍀

一年経って
違う理由で乗れなくなっている。

一年前は、もっと辛い中
乗る乗らないの選択をしてきた。

今は、手さえ戻れば乗れる。

事故が怖くて乗れなかった気持ちは
遠くかなたにかすんでいる。

夕方、西の空の雲のきわから
富士山が見えた時
「行けばよかった！」と思った。

乗りたいと思った時は
素直に乗った方がいいのかもしれない。

しないで後悔するよりは
して後悔した方がいい。

バイクに乗りたいと思ったら
次は乗ろう。

そう思った。