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広報PRのシゴトは、経営者の翻訳者であり現場の翻訳者 #Voicy書き起こし

おはようございます、入谷佐知です。
「明日、どんなふうに生きてゆく?」はじめたいと思います。

はじめまして、そしてこのチャンネルの配信を聞いたことがあるかたはご無沙汰しております、入谷佐知です。

Voicyの更新ができていなくてチャンネル抹消されてしまうのではとどきどきしながら、生きておりましたが、配信をね再開したいと思います。このね、継続的にアウトプットし続けるって本当にすごいことだなと、配信をずーっと続けておられるvoicyのパーソナリティさんはイケハヤさんとかね、あやにーさんとかね、ほんとに神だなと改めて実感しながら、でも、わたしもなんとか頑張って配信していきたいなと思っております。

このチャンネル「明日どんなふうに生きてゆく?」は、若者支援NPOで広報と資金調達のマネジャーとしてはたらいているわたくし入谷佐知が、お届けしています。これからの生き方をかんがえながらも、しんどいときもあるよね、まあぼちぼちやっていけたらいいねっていうスタンスのチャンネルです。笑

NPOや広報、ファンドレイジングのお話をしたり、気になる時事ニュースをお話したりするときもあれば、質問箱にいただいたお悩みに答えていったりしています。

今日は、質問箱にいただいたご相談にいくつかお答えしていきたいと思います!今日は広報のご質問ふたつ、おこたえします!

PRは経営者の翻訳者、だけど、具体的になにするの?

はい、ご質問いきたいと思います。広報に関するご質問です!

わたしはある小さめの企業で働いています。ずっと別の部門で働いてきたのですが、数年前から社長付きの秘書兼広報担当になりました。ものすごく忙しいです。先日入谷さんの、「ひとり広報のはじめかた」というスライドを購入して、衝撃を受けました。そこにPRの仕事のなかに「広報は経営者の翻訳者」という言葉があって、わたしはなんで秘書をしながら広報までやっているんだろうと思っていたけど、翻訳者にならないといけなかったんだと。でも、具体的に何をしたらいいのでしょうか?私から見ても社長の考えていることは謎ですし、突然意味不明なことを言い出したりします。わたしが翻訳者がほしいくらいです。よかったら教えていただけたら嬉しいです。

というご質問、いただきました。

いやーーーおつかれさまです。まずはほんとにおつかれさまです。ものすごく忙しいです。の一文にすべてが濃縮されて込められているような感じがしました。いやーーー超いそがしいんだろうなあ、、本当におつかれさまです。

でこれを聞いている方に説明なんですが、わたし先日「ひとり広報のはじめかた」というテーマで講演をさせていただいたんです。で、その講演で使ったスライドをnoteで100円で販売させていただいたんですね。この質問者さんはこのスライドを買ってくださったということですね。そのなかにPRの仕事は7つありますよ、ということが書いてあります。『戦略思考の広報マネジメント』という本があるんですが、そのなかに7つの仕事が書いてあって、それらの仕事をワタシ的に解釈した文章がスライドに書いてあります。

そのうちの一つに、「経営者の翻訳者になる」という言葉があるんですよね。で、具体的に何をしたらいいのか?というご質問なんですが、とにかく一緒にいて、話を聞いて、意味わからなかったら質問する。これに尽きると思います。どういう言葉を選び取るのか、なにかあったときにどういうスタンスでものごとを決めるのか、どういう対応をするのか、何を見ているのか、何を気にしているのか、を考えます。最初は意味わからないと思うのですが、「それってこういうことですか?」と思い切って自分の言葉にして聞いてみてもいいと思います。そうすると、あーそれそれ!って言われることもあるし、そうじゃなくてこうなんだよって言われることもある。そのやりとりのなかで気づいていくことになると思います。

わたしは広報の仕事のひとつに、現場の翻訳者になる という言葉も入れてるんですが、これも一緒ですね。どういった企業さんなのかわからないですが、かならず顧客の方がいらっしゃり、顧客に一番ちかい社員さんがいらっしゃいますよね。営業担当者とか、コールセンターのひととか。うちのNPOだったら、高校生をサポートしているNPOなんですが、ある種顧客は高校生で、お金はとってないですけど、サービスの受け取り手という意味で高校生ですね、で、高校生と直接やりとりしているスタッフが、現場スタッフ、ということになります。そういう現場でしかわからないような事態だったりとか、信念や価値観や具体的に受け取っている価値があって、それもまた翻訳していきます。これも具体的にやることは同じで、とにかく一緒にいて、話を聞いて、質問する、です。

何いってんの、海じゃん。無理じゃん。って思っちゃう

質問者さんの言葉にもどると、社長さんの言っている意味がよくわからないと。どういう社長さんなのかわからないので、わたしはなんとも言えないのですが、いわゆるCEOタイプ、起業家タイプの社長さんって、あんまり足元は見てなくて、5年後とか10年後を見続けていることがおおいですよね。そうじゃないひともいますけど。みんなが見たこと無い世界を見ているから、意味がわからなくなりがちだと思います。例えば関西国際空港は、数十年前は海だったわけで、ここに空港をつくろう、と思い描いた人がいるから、出来上がっているわけです。でも、当時の人からみたら、何いってんの、海じゃん。無理じゃん、って思っちゃうと思います。だっていまあるのは海だから。でも、それを言語化していったり、実際の事業に落とし込んでいくことで、だんだんとみんなが現実味を帯びてきて、すごいなあって思ったりそんなんやめなよっていう反対意見も出てきたりして、さらにブラッシュアップされて、社長さんが見ているビジョンが実現していくんですよね。PR担当の仕事ってほんとにおもしろいですよ。社長の意味わかんない言葉、意味わかるようにしていくプロセスのなかで、だんだんと共感者が生まれて、社会が変わっていきます。忙しいと思うんですけれども、実は、楽しい仕事なので、わたしとしては楽しんでもらえたらうれしいなあってわたしは思います!

「わたしはあのときこう言われてこう思ったんだけどね」っていうかんじで、率直に言います

で、PRは翻訳者である、ということについて実は別の方からもうひとつご質問をもらっています。

さっちんさん、いつもnote読んでます!わたしはNPOで働いてます。経営の翻訳者、現場の翻訳者になるというのは以前からさっちんさんが言っていたことだったのでわたしもがんばっていましたが、代表の話を聞いていると、たまに尊敬できないというか…、なんか、あれ、なんでわたしここの広報してるんだっけ、と思ってしまうことがあります。現場も同じで、えーこんなんでいいんかい、って思うときがあって、こんなんじゃ広報できないよと、悩みます。さっちんさんはそういうことなかったんですか?どうしてましたか?

ということで、ご質問いただきました。
ありがとうございます、いやほんとにこれね、きっと丁寧に仕事をされてきたからこそ陥る悩みなんだろうなあ、と思いながら読みました。そうですよね。翻訳者になろうと話を聞いていくうちに、なんか尊敬できねえな、って思うタイミングとかも出てくるんじゃないかなと思います。できねえなって口悪いですね(笑)

これね、ケースバイケースなんですけど、究極的に言えば、この社長もこの企業もやってることまじで終わってるわ、って思ったら、はやめにやめたほうがいいと思います。それは広報云々の話じゃなくて、どの方もそうです。自分の人生の時間をそこにかけていく価値がないと判断したって、不思議はありません。

でも、きっとこの方はそうじゃなくて、いいとこがあるのも知ってるんだけど、たまにおいおいって思うことがあるっていうことですよね。

わたしもね、おいおいって思うことありました。そりゃああります。なのでどんどん本人に言いました。代表だけじゃなくて、現場に対しても、一緒にはたらく人に対しても、思うことは伝えました。「おかしいんじゃないの」みたいな責めるかんじにはしてないです、「わたしはあのときこう言われてこう思ったんだけどね」っていうかんじで、率直に言います。そうすると、「あのときはああいう状態だったからこんなふうに言ったんだ」っていう感じで、先方も正直に言ってくれることが多いです。そしてわたしも、「あーそれならしかたなかったのかな」って納得するときもあるし、「それはなんか違和感があるな」ってまた伝えるなかで、最終的には双方が納得いくかたちに落としたりしています。

断片的なその人の姿勢や言動で判断しちゃうのってわたしはちがうなって思う

それ、超地道なんですけどね、でも、コミュニケーションとってないのに、この人はああ言ったからこの人のこともう信用できんわ って切り捨てるのって、なんか違うなって私は思っていて、断片的なその人の姿勢や言動で判断しちゃうのってわたしはちがうなって思うし、なによりわたしがそれをされたくないです。だから、ちょっと怖いけど、率直にいいます。そのとき、責めないのを大事にしてます。怒りや責める言葉は、あんまり生産性ないんですよ。あんまりいいこと起きないし、生み出されないなってわたしは思ってて。最近はそもそもおこるようなこともなくなりましたけどね。ほんとに、わはは。

広報をする、ということは、ただ宣伝するということじゃない。宣伝するということじゃないからこそ、日々の言葉とか、納得感もって仕事をするとか、そういうことが重要だなと思います。これはNPOのファンドレイジングといって、資金調達に関してもそうで、自分が納得がいってなかったら、「寄付ください」なんて口が裂けても言えないです。たとえ言えたとしても、ぜんぜん届かない。だから、いまファンドレイジングを仕事にしたいとか、広報を仕事にされたいと思う方は、スキルも大事なんだけど、何より自分がこころから広報できるか、ということを念頭において、日々を過ごしてみてください。あきらめずに、コミュニケーションしてみてください。変わると思います。もしコミュニケーションとっても、だめだ、まじで尊敬できんって思ったら、スルッとやめちゃったらいいのかな。と。あ、いいのかなこんな結論で。

あきらめないでコミュニケーションする

ということで、ここまで聞いてくださってありがとうございました。

今回話をしてみながらね、なんていうかな、あきらめないでコミュニケーションするってほんとに大切だなと思いました。悲しいできごとやその人を大切に思えなくなってしまうような事態ってたくさんあるけど、それでも私はだれにたいしても、この人のことを信頼するし、いつか尊敬できるはずと思いながら、率直にいろんなことをはなしています。むこうはわたしのことを信頼できなくても、わたしがむこうを信頼するぞっていう気持ちで、いるというか。

それでね、仮に裏切られてしまったり、わたしが損をするような事態が起きてしまったとしてもね、その人のなかに、じぶんは入谷佐知に諦められなかった、っていう経験って残ると思うんです。何話したかは忘れても、この人には諦められなかったぞっていう思いって、残るんじゃないかって。

今の仕事はじめて5周年になるんですけど、最近、あ、ちゃんと誰かの中に残ってたんだ と実感する瞬間がぼちぼちあって、諦めないでよかったなって思うようになりました。報われることなんて全然期待してなかったんですけど、報われるようなことがぼちぼち起きてます。不思議ですね。

あ、いや、諦めずにコミュニケーションするのって大変なので、自分の体調が悪い買ったりいろいろと無理なタイミングは無理ないほうがいいですね、コミュニケーション諦めちゃってよいと思います笑。自分優先で、まずは自分を幸せにしてあげてくださいね。

最後、なんかぼやっとした話しちゃってすみませんでした!ここまで聞いてくださってありがとうございました。

質問箱でのご質問、受け付けておりますのでぜひ書いてみてください。ほとんどTwitterで回答するようにしていますが、今回のような回答が長くなっちゃいそうなものはVoicyでお返事できたらなと思ってます。入谷佐知のTwitterもぜひ覗いてみてください。

それでは今日はどんなふうに生きていきますか?
今日も良い一日を、おすごしください!ではでは。


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Written by TUKA.K

※入谷佐知がVoicyで2018年10月30日に配信した「広報PRのシゴトは、経営者の翻訳者であり現場の翻訳者」の書き起こしです。TUKA.Kさんが書いてくださいました。サブタイトルや太字は、TUKA.Kさんによるものです。久しぶりに投稿したのに爆速で文字起こししてくださって神なの…。。。ありがとうございます!

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