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それだけであなたを判断したりしないよ

仕事で結構大きなミスをしてしまった取引先の方がいらして、クライアントである私の前でとても緊張されていた。

でも、そんな一つや二つのミスで、わたしはその人を責めたりしないし、判断したりもしないよー、と思う。「なんでこんなミスをしたんだ」なんて責めないし、「このミスをしたあなたって、こういう人ですね」なんて、決めつけたりしないよ。

スタッフはもちろんそうだけど、取引先の人だって、「この人と一緒に働くぞ!」ってわたしが決意した人で。だから何回まちがえたってあなたを諦めたりしない。裁いたり、見切りをつけたりしない。

人を点じゃなくて、線で見ていたい。その場のその瞬間のその人じゃなくて、一年後や三年後のその人も想像しながら今のその人の話を聞く。これから変化してゆくものとして、その人を見つめられたら。

失敗を紐解いたり、何が悪かったのかを模索するのは、個人を責めるためじゃなくて、新しい未来をつくるためだと思っている。「あの失敗があったから今がある」って思える未来にしたい。

「妥協する」のと、「許す」のはちがう。ギリギリまでプロフェッショナル根性で妥協せず作り込みつつ、やらかしちゃった時は「わはは!」って笑い合って許しちゃえる、そういうシゴトがしたい。妥協しないのと許すのは両立できると思う。

いまインターネット上で一つの発言を切り抜いて批判するムードができてきてしまっているのか、失態を恐れて動けなくなってる人を見かけるようになった。それなら、「まちがえる」を許せたり、「まずは直接話す」が普通になったり、人との関わりを楽しめるムードを、わたしは作っていきたいな。


(この「注文をまちがえる料理店」の書籍版はとてもおすすめなのでぜひ読んでみてくださいっ)


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