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サチコのことわざウナ24「男は度胸の100度、女は愛嬌の80度」

こんにちは。

サウナのサチコです。

男は度胸、女は愛嬌」という、セクハラまがいの今日のことわざですが、これをサウナでは「男は度胸の100度、女は愛嬌の80度」と言います。

つまりこれです↓

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ねえ、なんで男のサウナは100度あるのに、女は80度しかないの?


男性は気にしたことがないかもしれませんが、女性サウナーにはあるあるです。同じサウナ施設の中で、男女のサウナ室の温度設定が異なる所が多いのは、何故なのでしょうか。女性は熱さに弱いというデータがあるとか? 

ちょっと調べてみましたが、結論から言いますと、温度差に関する明確な答えは見つかりませんでした。ただサウナの発祥地であるフィンランドでは、サウナはもともと森林伐採という重労働に携わる人の疲労回復が目的だったと書かれていました。その労働者はおそらく男性ですから、サウナは本来男性のものだったと言えるかもしれません。でもたとえ男性のものだったとしても、女性と温度差をつける理由にはなりませんね。うーん。

男女差が日本ならではのものであるとしたら、この古いことわざにある「男は度胸、女は愛嬌」という価値観が元になっていたりして。つまり「男は何事にも動じない、あらゆることに挑戦する心意気が大事であり、女は相手を和ませる愛想の良さや優しさが必要」だから、男のサ室の温度を上げた? やはりこれも、あまり説得力がありません。

ちょっと次の資料を見てください。日本にあるサウナ施設の多くで、男女のサ室に温度差をつけていることがよくわかります。

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調査資料:日本サウナ総研

ご自宅近くのサウナ施設、ありますか? 私の自宅から一番近い埼玉の「草加健康センター」を見てみても、やはり女性は80度、男性は92度ですね。

さらに次の資料は、「温浴施設で何を主に利用するか」というアンケートなのですが、これに関しても男女でかなり違う結果に。

こちら↓

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ドコモ・インサイトマーケティングという所が調べた、2018年11月のデータです。

15歳以上の男女にネットでアンケートをしたところ、男性のサウナ利用率に対して、女性は圧倒的に炭酸泉や岩盤浴利用率が高いということがわかります。男性50代なんて65%もサウナを利用してるのに、女性は20歳を越えるとどの年代も2、3割しかサウナに入らないんですね。どうりで平日の昼、女性サウナ室に誰もいないわけだ。

さらに別のアンケートでは、「温浴施設に何を求めますか」という問いに対し、男女ともに第1位に「癒し・リラックス」を挙げています。ということは、男性はその癒しを「サウナ」に求め、女性は「岩盤浴」に求めている?

驚きです。

だって私は岩盤浴にほとんど行かないから。料金高いし、横に人が寝てると落ち着かないし。炭酸泉は好きですが、サウナとどっちが大事かと言われたら、圧倒的にサウナです。

私は男だったのか(笑)

「なんで女性のサウナ室の温度は低いの?」と私のように文句をいう女性自体、少ないのかもしれませんね。そうか、だからサウナをぬるめの設定にしてハードルを下げ、女性のサウナ利用率を上げようという作戦か。・・・これもあくまでも私の想像ですが。

男女でなぜ、サ室に温度差があるのか。馴染みのサウナ施設ができたらぜひ、そこのオーナーに聞いて見たいと思います。今回は話をふっておいて答えないというもどかしい結果になり、大変申し訳ありません(汗)

日本ではサウナ付きのカプセルホテルもほとんど男性専用ですし、まだまだサウナ界は男性優位という印象。女性サウナーも増えていることですし、今後に期待したいと思います。あ、女性ウケするだろうとおしゃれにするのはやめてほしいなあ。女性サウナーウケする、ガツンとしたハードなサウナ室を希望します。

と言いつつ、90度以上のサウナに10分と入っていられない私。熱いサウナに入れるようになってから文句を言えと、自分をきつく叱っておきます。


地方では少しずつ自粛の縛りが緩みつつありますが、関東はまだまだという感じ。安心してサウナに行ける日までもう少しかな。ということで、この「ことわざウナ」も、もう少し頑張ります。

それでは今日はこの辺で。


明日も「サチコのことわざウナ」でお待ちしています。

サウナのサチコより



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