よぉボウズ...クラウドファンディングって知ってるか?

よぉボウズ...知ってるか?
怪盗はあざやかに獲物を盗み出す創造的な芸術家だが...

探偵はその跡を見てなんくせつける...
ただの批評家に過ぎねーんだぜ?

と、『名探偵コナン』で怪盗キッド様が言っていましたが、これは「私の人生を形作った10の言葉」の一つに数えてもいいというくらい、影響を受けた考え方です。ちなみに暗記しています。

小学生ながらに、キッド様のような芸術家たちに魅了され圧倒され続けていられたらどれほど幸せだろうとも思ったし、私は批評家にしかなれないんだと絶望したこともありました。

高校生になって、もう一つ「私の人生を形作った10の言葉」に追加したのが、『のだめカンタービレ』に出てくる佐久間学というポエマー(音楽評論家)のこんな台詞。

歴史に名を残す音楽家には才能だけじゃなく、
人との大切な出会いがあるものさ。
ボクもそういう人間のひとりになりたいんだよ。

ああ、私もそうなのかもしれない、と思いました。できることなら誰より近い場所で、あふれ出る才能に圧倒されていたい。顔を出したばかりの小さな芽が予想もできないほど大きく花開いていくさまを、目の当たりにしたい。そういう欲求が、私のなかにはずっとずっとあったんだと思う。


大人になった私は出版社に入って、本づくりに関わることができました。でも、仕事を辞めて、会社名の入った名刺を失ったら、noteで文章を書くことしかできなかった(それも素晴らしいことです、自画自賛)。

新しい世界に飛び込みたくて足踏みしてて。半年経った冬に、「あなたの原稿、読ませてください!」というnoteを投稿しました。

そのとき最初に関わらせていただいたのが、佐久良マサフミさんの『耳元の鈴を鳴らさない!』。この作品が、このたび本になったとのご連絡をいただきました。

読ませていただいた当初の感想がこちら。そして引用。

とある事情で親元を離れて大分で暮らす男子高校生が、かくかくしかじか、後輩(美少女)が監督を務める映画の主人公を演じることになるというお話です。
もちろんただ映画を撮りますというだけではなく、物語の主人公と作中映画の主人公にはとある共通点があり、それがトラウマになっている主人公が葛藤したり、映画を撮る仲間たちと心がすれ違ってしまったり、撮影を通して主人公自身も映画の魅力を知っていったり、自分のことを見つめなおしたり……。
私も「映画」の魅力について改めて思いをはせてしまったし、主人公が「映画に魅了される」シーンの描写にはぐっと惹きこまれました。彼らより10歳以上年上の私には、些細なことで揺れ動く、でも自分の強さも弱さもつめこんで純粋に夢に瞳を輝かせる彼らの青春がまぶしい。


原稿を読みながら、過去のトラウマと闘う主人公、夢に向かってひたむきに頑張るヒロインたち、そして、いわゆるアマチュアの作家さんでありながら、ご自身でクリエイターを集めて本づくりをするという、佐久良さんの熱い思いに励まされました。

佐久良さんと、40名以上ものクリエイターさんたち(私も含む、嬉しい)の力が終結して完成した本は、物語の舞台となった大分の学校などにもすでに寄贈されているそうです。

一冊の本をつくり上げるまでにどれほどの苦労があるのか、私は知っているし、でもそれをたった一人で、ゼロから始めることが、どれほど大変だったか、私には想像することしかできません。その情熱に、努力に、ただただ拍手を送りたい。

やりたいと思ったら、私にもできるかも。私でも、誰かの力になれることが、あるのかも。一歩踏み出してみたら、夢が、つかめるかも。

そんなふうに、背中を押してくれたこの作品が、たくさんの人の心に届きますように。


クラウドファンディングで、『耳鈴』初版本が届きます。あなたもこのプロジェクトの一員になりませんか。

★『耳元の鈴を鳴らさない!』出版プロジェクト|CAMPFIRE

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さちこ

旅行会社→出版社→ニート→派遣の事務員しながら将来を模索中。noteは試行錯誤の場。漫画、舞台、旅行、写真が好き。おもしろいと思ったもの、好きなものの素敵なところを人に伝える仕事がしたい。趣味で校正を承っています。

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主に漫画から好きな言葉を借りながら、 コラムのような、エッセイのような、ポエムのような、 粘り気の強い自分語りをします。
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