あれから、365…と数日


出版社を辞めてから丸1年、365…と数日が経ちました。

退職を決意した、と誤魔化すのはよくないな。出社しないこと、つまり突然の欠勤を決めた2018年6月10日の私には、1年後はおろか自分が次の日に何をしているかも想像ができなかった。

ちなみに、日々だらだらと、食べて寝て犬の散歩をして過ごしていた頃の私が初めて書いたnoteがこちら。この1週間後くらいから今の職場で働き始めました。

一日一個でいいから、何かやってみる。一日一歩でいいから、踏み出してみる。それを目標に、毎日を繰り返して、今の私はあれから365…と数歩、思ったよりも、前に、進めている気がします。

例えば…と、ここで、この1年間に自分がしたこととか、出会ったこととか、気持ちの変化みたいなものを、細かく振り返るようなnoteを書くことが、私はあんまり好きじゃないらしい。そういう文章を書いても私はあんまり楽しくならない、と、知ることができたのは、この1年での収穫365個のうちの一つ(笑)。

というわけで列挙はしないけど。興味はあってもやってみる余裕のなかったことを、いくつか試してきて、自分がすごく好きなこと、そうでもないこと、これからもやりたいこと、気が向いたらでいいかなって思うこと…自分で経験して、自分自身を前よりもっと知ることができたのは、この自由気ままな1年があったからこそ。

そうして、あれから365…と数日が経って、ようやくまた、転職活動と言えることを始めています。さよなら、人生の長い長い夏休み。

いや、長すぎたよね。こんなはずではなかった。去年の11月には、そろそろ辞めようって思ってたし、今年の1月には、次はこんな仕事したいなっていう希望も出てきていた。にもかかわらず、いつの間にか1年が経ってしまって、私が一番、まずいなって自覚している。

でも、それがタイミングなんだとも思うんですよね、うん。言い訳ではない。いまは、いまだ!って気がしたから、また少し、ギアを上げて、一日一歩の歩幅を広げて、走り出したい。

私の30年くらいの人生で、いちばん譲りたくないものは、根っこにあるものは、ずっと変わってないんだなってことが、見えたから。はやくその背中に、追いつけますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?