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2023/11/7故事成語なんてよくわからん

「うぉっ、もうこんな時間か」
という夫の声で携帯を見ると、9時だったので
「おぅっ」
と私も動揺とともにすぐに起きた。娘はいつの間にかちゃんと学校に行ったようである。7時台に一応、起きなさいと半分寝ながらも娘を揺すり起こした後、目覚ましアラームを無視して寝続けてしまったようだ。

 パソコンを立ち上げて書いたり、エクセルで店の委託商品の売り上げ報告を作成。いつもなんとかこなしてはいるけれど、数を数え計算し、物を片付け整える、これが全部辛い。普通にやっているけれど、本当は辛い。だけどどんな仕事もたいてい数は数えるし計算も必要だ。片付けも当たり前のことである。娘にも、算数レベルの計算は得意になって欲しいし、整理整頓ができるようになって欲しいから、日常的に家の中はちゃんとするようにしているけれど、そういえば子供って親のそんな姿を真似たりしないもんだった。

 私はさほどジャンクな物を食べない方だと思うのだけど、実は週に1度はセブンイレブンの『蒙古タンメン中本 辛味味噌』が食べたくなってしまう。

夏休みの間は娘の手前、全く食べられなかった。2学期が始まるとすぐに昼のセブンに駆け込み、(私は、自由だ)とか思いながら、『蒙古タンメン中本』を食べている。まさに、『辛さの中に旨みあり』だ。今日も中本が美味しい。

 午後、少し絵本の絵を描いている間に娘が帰宅。すぐにバレエ教室があるので、私も少し準備をして家を出る。
 途中、携帯を取り出して娘が歩きスマホをするので、
「携帯を見ながら歩くなんて恥ずかしい事はやめて!すぐにしまって」
と言うと、ちょっと待ってというから、立ち止まって見ていると
検索画面に『画竜点睛』と打ち込んでいる。
 何で?と驚く私に、「ちょっと故事成語の意味が知りたくてさ」と言うではないか。なにこれ、歩きスマホは馬鹿なのに、調べていることが賢すぎて、±0じゃなくてむしろプラス寄りなのでは?
 「ママ、画竜点睛の意味知ってる?」という質問に、出たっ!難しい質問!とたじろぎながらも、「絵を描いていて、最後に点を打ったところで絵が素晴らしく完成する、みたいな~」とぼんやり答えたら、だいたい合っていたようだ。良かった。
 バレエ教室が終わるまで、近くのファミレスで過ごしている。新商品のアップルパイを食べながら、(イラストって何だろうなー)なんて考えながら、色んな人の絵を見て過ごした。蒙古タンメンもだけれど、ファミレスもどんどん高くなってきて、待ち時間のための軽い注文も、ドリンクと合わせると結構高くなってしまう。ドリンク無しも味気ないような気がするし、ドリンクのみだと突然価格が高くなるので悔しい。悩ましい。
 帰りにサミットに寄ると、「ママ!見てみて」と娘がお菓子売り場で下の棚を指さす。「ほら、こんなに高くなってる」。

娘が大好きな、『プチアソート』が200円だ。ちょっと前までこんな値段じゃなかった。
「もう高いから買えないよ」と言うと、「そうだね」と納得したようだ。

「今日は早く寝る」
と娘がさっさと寝てくれて、静かで安らかな夜。
「朝、4時に起きて散歩する」と言っていたのを思い出し、念のため娘の携帯の目覚ましをチェックすると、本当に4時にアラームがセットしてあった。
大迷惑なので、即オフにした。

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