見出し画像

これからの個人と組織について考えてみる夜

リクナビの辞退予測売っちゃったネタが話題ですが、
これは買う方も買う方でどうかしてるんじゃないでしょうか。

辞退予測を買うということは、「こいつは『行きます!』うちで『●●したいです』って言ったけど本当なの??」ということに対する不信の表れであって、そんな会社と採用される人たちがいい関係が気づけるはずがないのは火をみるより明らかと言っても過言ではないと思います。

今の日本の採用は、採用状況も言わなければ落ちた理由も言わないし、関連企業には勤めるな!と誓約書を書かされるし、何かと企業本位に感じ流のは私だけでしょうか。一方で社員も社員でぶら下がりすぎな人もいたりするんですよね。

リード・ホフマンの「ALLIANCE」は、私にとってはしっくりくる本の一つで、どうやって企業と個人の信頼関係を作るか、個人は所属する組織に対して何をコミットメントするのか、改めて考えさせられますし、
終身雇用が崩壊していく中、個人と組織の新しい関係を築ける組織こそ、事業の継続には必要だとひしひしと感じています。

私は、今、個人事業主に落ち着いてもうすぐ4年になろうとしています。
新卒時には100社近く面接行ったのにすごく長引いて2社とかしか決まらなくて、そのうち1社にいくものの、やっぱりこの仕事じゃないって速攻で転職して…
とまぁ、いろいろあって 
短い期間で5社ほど転職して、バンコクで働いてみたり起業したりしながらのはちゃめちゃな10年でした。

職探しに関しては、まだまだ失敗ばかりです。

なんとなく10秒くらいで、「うわ この会社合わなそうや!」と感じたら、もう受ける間もなく
落ちていることも多くて、今思えばとっとと退出しとけばよかったやと思うことも多々。
もう毎日辛すぎて死にたくなるような就活生の気持ちが痛いほどにわかります。
毎日怠惰に生きてたわけじゃないのに人間丸ごと否定されたような気分で本当に鬱ですよね。
今、就活に悩んでる人はお茶にでも連れて行ってあげたいくらいです。

さらに一度経営側に立ってみて思うのは、採用なんてもう奇跡みたいなもんだということです。
会社の財務状況、事業の状況によっても採る人材は違うし、やれ誰かが産休だ育休だといった
人員の変化が、求職者の望むタイミングと一致していることなんて、そうそうないもんだと思いませんか。

そして、それらは基本的には会社サイトだけではわからないものなので結局会って話すしかないという非効率さ。
これだけたくさんの求人と求職者があっても、そりゃマッチングしないわけですよ。

だからこそ「ALLIANCE」でいう所のフラットな関係って本当に大事だなと思うのです。
自社社員に限らず、退職した人、協力してくれる人、応援してくれる人。
会社の目指していることに共感できていて、必要とあらば貢献できる能力と意欲がある人に広く開放した会社の“中庭”的存在があるなら、もっと組織は柔軟で持続可能なものになっていくんじゃないでしょうか。

図解でコミュニケーションを変えることをミッションにここ3年くらい活動