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「ロッキングオンの時代」

ぼくもよくやってしまうのですが、おじさんはたいてい昔話をします。これが、ほとんどおもしろくないんですが、やたらとおもしろい昔話をするひともいます。そういうのは、聞いちゃいますよね。ちがいはどこにあるのかわからないんだけど、ともかく、おもしろい昔話って貴重です。

なんでこんなことを書いているのかというと、橘川幸夫さんのやたらとおもしろい昔話を紹介したいからです。

ロッキングオンの時代|橘川幸夫|note
https://note.mu/metakit/m/mfd981556cb0b

あの『ロッキング・オン』を橘川さんが、渋谷陽一さんたちといっしょに創刊したころの物語です。雑誌やサブカルチャーの黄金時代を、若者たちが、それぞれの場所で、自分の存在をかけて築いていくのを垣間見ることができます。時代の空気や熱量が、橘川さんの繊細な筆致で書かれているので、

有料マガジンですが、更新されたばかりの記事は無料で読めます。今回の「ぴあ」創刊時のメディア新世代の交流の様子や、ぴあの配本のエピソードに、ぼくは猛烈にしびれました。

先日、実際にお会いした時に橘川さんに聞いたところ、本にする前提で書いているのだそうです。連載媒体として、マーケティング媒体として、そしてビジネスの場として使っていただているわけですね。まさに、そういう使いかたをしてほしいとも思って作っているので、橘川さんのこの活用のしかたは、すごくうれしく思っています。

7月12日 土曜日

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