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動画の没入感について

動画を見ているときの没入感について考えた。おもしろい動画をみているとき、心配ごととか、悩みとか、いろんな感情が一時的に消えてしまうことがある。テレビがこれだけ強いメディアなのは、だからだろう。テレビを見ているとき、ひとはさえない日常から解放されるのだ。

なぜ動画はそんなに強いのかといえば、コンテンツの持つ情報量が圧倒的だからだろう。フルHDだと1920×1080のフルカラーの画像が毎秒30コマとか60コマで更新される。そこに魅力的なストーリー、美しい女性やイケメン、音楽や効果音が乗る。これだけの情報量は、脳の処理能力をかなり使うので、余計な物事の処理が一時停止されるのかもしれない。

本はそうはいかない。読み手は、そうとう意識して集中しないと、読み進めることが難しい。SNSのプッシュ通知は、読書をいつだって中断する。目を使っているのは動画と同じなんだけど、視野に入る情報量が圧倒的にちがうのと、耳を「奪って」いないからなのかもしれない

動画の没入感は、オキュラスリフトのようなVRディスプレイ&ヘッドフォンで見るようになると、さらにあがる。こうなると、ひとはリアルに戻ってこれなくなるかもしれない。「トータル・リコール」とか「マトリックス」の世界だ。

なんか、ややこしいことを書いているのですが、ドラマ「昼顔」を見て、めっちゃおもしろい!なんだこれ!と思ったのがこれを書いたきっかけです。吉瀬美智子さんがすてきすぎてつらいですよ。

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