電王戦とメディアとコンテンツ(と3級になれる将棋の本)

昨日はひょんなことから、ニコニコ動画の電王戦のクイズ番組にゲストで出ることになった。

ぼくは素人としては将棋にくわしいほうだと思うのだけど、今回は相手が悪すぎた。ニコニコ動画の将棋番組を企画制作している運営さん、電王戦の放送にいちばん出ている女流棋士の藤田綾さん、将棋界に最強に詳しい観戦記者の君島さん、という鬼メンバー。完全に、手合違いである。

それにしても、電王戦はすごい企画だ。毎回、見ているけど、勝負がすすむにつれてどんどん規模が大きくなっていく。だって、4月1日の佐藤天彦名人対Ponanza戦なんて、対局場が日光東照宮だよ。将棋の「名人」という称号の由来が、江戸幕府だからということなんだろうけど、そんなことができるんだなあ。

じつは、メディアが盤上ゲームの対局コンテンツでお客を増やすというのは、昔から使われている手法でもある。たとえば昔の読売新聞は、将棋の坂田三吉と木村義雄の対局をあおったり、囲碁だと呉清源十番勝負を開催したりして部数を伸ばした。

いまだと、Googleのアルファ碁 vs イ・セドルもそうだし、Abema TVの藤井聡太七番勝負もそうだ。電王戦もなんだけど、こういうことをやれる体力と実行力が会社にあるのは本当にうらやましいなあ。がんばろう。


最後にちょっとおまけを。将棋をはじめたいんだけど、どうしたらいいの?という相談をよくされる。ルールを覚えたくらいの初心者が、3級程度までいける本のセットを載せておきます。

こども将棋 強くなる指し方入門

ルールを覚えたけど、その先どうしていいかわからないという人に、将棋の指し方の全体像を教えてくれる本。序盤、中盤、終盤の役割を次の一手形式で解説している。名著だと思います。どれか1冊だけ買うならこれを。

将棋・ひと目の手筋

中盤のトレーニングをしたいひとはこれ。基本手筋(いい手の組み合わせ)がたくさん出てくる問題集です。強い人はこういう手をたくさん知ってる。

3手詰ハンドブック

終盤と読みのトレーニングはこれ。実戦で役に立つ形が難易度順に出てくるから、詰将棋ならこのシリーズがおすすめです。

これであとは、将棋ウォーズとか将棋クエストとかのスマホの対戦アプリで指しまくれば、普通にうまくなります。3級くらいになると、解説があればプロの将棋の内容も楽しめるようになるのでたのしいですよ。

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加藤貞顕

コルク佐渡島、note加藤のコンテンツ会議

コルク代表・佐渡島庸平、noteやcakesの運営会社ピースオブケイクの代表・加藤貞顕が、その週にふれたコンテンツについて書いていきます。毎週水曜日更新(予定)!
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