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今日のnote #21

昨日からcakesで、アタリ創業者のノーラン・ブッシュネルの連載がはじまっている。アタリは、世界初のパーソナルコンピューターのメーカーで、あのスティーブ・ジョブズの最初の就職先でもある。連載のなかで、すでにAppleを創業している若きジョブズがこう言う。

コンピューターがあれば、クリエイティブな暮らしができる人はもっと増えるんだけどな

1980年の話だ。まだApple IIを売っていたころ、ジョブズはもうこんなことを考えていたんだな。

ぼくがはじめてコンピュータに触れたのは、たしか1983年。地元の新潟で開かれた科学博覧会のNECのブースで触れて、すぐに貯めていたお年玉で同じ機種を買った。NECのPC-6001というマシンで、小学4年生だった。

当時のコンピュータは、電源を入れると、いきなりプログラムをつくるための画面になる。だから、当然のように、プログラミングをはじめた。たいしたものをつくるわけじゃない。宿題を解くプログラムを書いたり、画面に円や四角を描画したり、音楽を鳴らしたりするくらいだ。

あまり体が強くなくて本ばかり読んでいた小学生にとって、この機械はすごいものに感じた。学校にいてもノートに手書きでプログラムを書いて、家に帰って打ち込んだりしていた。あの興奮の理由は、いまなら言葉にできる。頭脳や創造性を拡張する機械を手に入れたことに、ワクワクしていたのだ。

当時は家電各社が互換性のないパソコンをたくさん作っていたので、マイナーなマシンを買ってしまうと、ソフトが販売されなくて悲惨だった。そして残念なことに、ぼくの買ったPC-6001はマイナーなマシンだった。しかたがないから自分でプログラミングばかりしていたのだけれど、いま考えるとあれはよかったと思う。

おっと。本とコンピュータが大好きな少年でしたよ、という話を書こうと思ったんだけど、ずっと続いてしまいそうな気が。またいずれ、続きを書きますね。

4月27日 日曜日 暑くもなく寒くもなくちょうどいい陽気の午前11時に

※冒頭のノーラン・ブッシュネルの連載の第1回ですが、cakesとnoteのアカウントは共通なので、noteのアカウントでログインして無料で読めます。

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