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今日のnote #20

昨日の「今日のダーリン」に、糸井さんがこんなことを書いてました。

ありとあらゆるもののことを、
バカだなぁって思えるようになるのって、理想かもね。
それは、なんだか好きだなぁっていうことと、
ほとんど同じ意味だものね。
家族なんかも、そういえば、バカだなぁと‥‥。

かんたんな言葉なのに、とんでもないことが書いてあります。

これ、ほんとうにそうですよね。でも、なんでそうなんだろう、ということを昨日から考えていました。そうしたら、前から思っている「あること」と結びついた気がしたので書いてみます。

ぼくは編集者という仕事をしています。この仕事は、ひとの「いいところ」を最大化して、世の中との接点をみつける仕事です。だから、ひとと会うと、いいところばかりを探してしまいます。

そうしたら、あることに気づきました。ひとのいいところというのは、よくないところと「だいたい同じ」なんです。繊細なデザインができるひとは、アウトドアで虫が怖かったりする。大胆な営業ができるひとは、エクセルが苦手だったりする。間違いを探すのがうまい人は、ブレストでネガティブだったりする。

つまり、それこそが「その人らしさ」とか「個性」っていうやつなんですよね。糸井さんのいうように、そこを見て、バカだなぁ、いいなぁと思うというのは、そのひとのぜんぶ、存在そのものがスキってことですよね。……ひょっとすると、愛ってやつの正体は、これなのかもしれませんね。

4月26日 土曜日 10:15

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