握手会の本当の価値とは?
アイドルの握手会ってありますよね。あれの価値の根っこの部分ってどこにあるんだろうな、ということを最近よく考えています。
すぐに思いつくのは「アイドルと会える」「アイドルと握手できる」ということなんですが、はたして、それがいちばん大事なことなんだろうか、と思うわけです。ドラッカーも言ってましたが、本当に大事なことは、わかりやすいところにはないものです。
そこで、周辺にいた握手会によく行く人たちに、聞きこみ取材をしてみました。「握手会に行くと、きみは何がうれしいの?」と。そうしたら、アイドル好きの大学4年生のインターン・松岡さん(女子)の言ったことが印象的でした。
「アイドルが私のことを知ってくれることがうれしいんです」
これを聞いた時、ぼくはちょっと泣きそうになりました。これ、かなりいい線いってる気がします。ファンとして見ていたアイドルが、自分という存在を、現実社会で認識する。握手会のいちばんの価値は、もしかするとここなんじゃないかなと思えました。
なぜこんなことを考えているのかというと、ネット上でも、アーティストとファンとの間に、そういう関係をつくれないかなと思っているからです。握手以外でも同じことが実現できれば、みんながもっと幸せになれるはず。noteを使って、握手会以上の喜びを与えることができないものか、本気でそんなことを考えています。
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