「73会」という飲み会があった（写真が田村淳さんのnoteに上がっている）。1973年生まれだけで集まる会なんだけど、中川淳一郎さんとぼくで飲んでいる時に話が出て、津田大介さんに声をかけて、そうしたらどんどん話が大きくなって、昨日、無事に開催された。

1973年というのは、第二次ベビーブームの最盛期で「団塊の世代」以降では人数がもっとも多い生まれ年だ。大学受験のときはすごい倍率だったし、就職のころも景気が悪かったので苦労したひとが多かった。

アナログ時代とデジタル時代の両方を経験している世代でもある。中学、高校くらいまでは携帯電話もなくて、女の子の家に電話をかけて「父親トラップで討ち死に」も経験している世代だ。インターネットは、大学時代に普及しはじめた。

十数人もいて、全員が同い年（40歳）というのがおもしろかった。出身地はさまざまなのに、流行っていた音楽や、テレビ、ファッションなどがすべて同じという不思議さ。初対面のひとも多かったけど、普通に話は盛り上がり、最後にはすごく親密な雰囲気になった。

写真を見返すと、全員、ひと癖もふた癖もありそうな顔をしている。金髪もひとりいるし、ネクタイをしているひとが一人もいない。終わったときに、口々に「楽しかったー」って言ってたんだけど、その理由にいま気がついた。みんな、これからしたいことの話だけをしていたんだな。

5月16日 金曜日