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今日のnote #22

一流のクリエイターと仕事をすると思うのは、彼らは本当に妥協しないということだ。はたから見て「ほとんどできてるな」と思う状態で、まだ頭をかかえて考えこんでいる。この時はだいたい80%くらいの出来で、普通の人なら「こんなもんでいいよね」として提出するレベルだ。

そして、「さすがにもう完成だよね」というレベルに達しても、まだ考えこんでいる。そうして、あと2回くらい、改善を重ねる。100%で満足せず、120%くらいまで高める努力をするのだ。その段階を経たおかげで「まだ世の中にない、見たことがない」ものができる。

普通のひとは80%くらいで「こんなもんでいいよね」と終えてしまう。できるひととできないひとの境目はここにあるんだけど、なぜそうなるのかをよく考えている。0%から80%にするときと、80%から100%にするときのつらさは、ぜんぜん違う。100%から120%にするときはさらに違う。めちゃくちゃ、つらい。彼らはなぜそんなことができるんだろうか?

おそらく、最初のエンジンは「かんちがい」なんだと思う。女の子にもてたいとか、自己愛をこじらせてどうにかなったとか、親に愛されて育ったとか、そんなことが最初にあったはずだ。理由はどうであれ、異常にがんばってみたら、普通よりもうまくできる体験をする。その成功体験を繰り返していくと、いつの間にかすごい高みに到達する。

いわゆる「才能」ってやつが生まれる瞬間って、こんな感じじゃないかなと思う。そして、いつも120%を目指してやっていると、ごくたまに、200%、300%のものができるときがあるんですよね。そういう奇跡を追い求めるのが、クリエイターの人生じゃないかな。

4月28日 月曜日 8:33

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