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株は実態があるが、お金には実態がない(スマート新書の新刊案内です)

今日は、1月発売のスマート新書の新刊案内をさせてください。

いい会社を見極める 株式投資入門

「ひふみ投信」の藤野英人さんによる株式投資入門です。ひふみ投信は現在、日本でもっとも成績のいい投資信託のひとつなのですが、そのファンドマネージャーの藤野さんに株式投資の秘訣をうかがっています。

本書のために藤野さんと打ち合わせをしていておどろいた話があります。

多くの人は、株は怖いからといって、現金を持つことを選びますよね。それについて伺ったところ、

「でも、株には実態があるんですが、お金には実態がないんですよね」

とおっしゃいました。ぼくは「おおお!そうか!そうだ!」と驚きました。

たしかに、株式というものは、企業の価値を分割したものです(その企業が発行している株を全部買えば、その企業そのものが買えます)。そして、その価値の背景にはリアルな実態があります。たとえば土地だったり、商品在庫だったり、ビジネスだったり、はたらくひとだったり。価値の背景が、モノやコトとして存在するわけです。

でも、お金にはそういうものはないんですよね。それなのに、こっちのほうを好む人が多い不思議。

そして、企業は、うまくいくと成長します。つまり株を持つというのは、その企業の成長への投資なわけです。じゃあ、その成長する企業をどうやって見分けるんだよというのが課題になるわけですが、そこは本書をご覧ください。むずかしい理屈はなく、明快に説明してくださっています。

この本の製作を通じて、ぼく自身も投資について目を開かされました。

もう1冊はこちら。

仕事力をアップする はじめての「フロー」入門

予防医療研究者の石川 善樹さん、西本 真寛さんによる、「フロー」や「マインドフルネス」の話をまとめた本です。

フロー状態というのは、直感的にものごとを捉える部分がよく働くようになって、新しいアイデアがひらめきやすくなる状態です。現代のホワイトカラーの仕事というのは、アイデアをひらめいてなんぼだと思うんですが、その状態に意識的に持っていく方法がまとめられています。こちらのcakes連載をまとめた1冊です。

2冊とも、いい本だと思います。ぜひお買い求めください。

現代社会を生き抜くためシリーズ、スマート新書の案内ページはこちらに。色がきれいで、コンプリートしたくなります。


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