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今日のnote

cakesをはじめてから、インタビューをよくするようになった。このところよく話題になっている、ドワンゴの川上会長の連載もそうだし、ほぼ日の糸井さんの連載もぼくが聞き手をしている。

インタビューをするときに、気をつけていることがひとつある。相手の言っていることがわからないときに、知ったかぶりをしないことだ。よくわからないときは、なるべくすぐに「それ、どういうことですか?」と聞く。

えらい人と話をしているときに、この質問をするのは、けっこう勇気がいる。「こいつ、頭悪いな」と思われたくないからだ。でも、しょうがない。わからなかったんだから、聞くしかないのだ。

経験的に言って、ほんとうに大事なおもしろい話は、ぱっとわからないことが多い。すぐにわかるような話は、みんなわかっている。新しくておもしろい話は、わかりにくいところにあるのだ。そこに踏み込むのが、聞き手の大事な仕事だと思う。

基本的な下調べはちゃんとした上で、相手に対して敬意を持って、聞くべき時はちゃんと聞く。やっているのはそれだけなんだけど、なんだかこれ、よく考えると、普段の会話ですべきことと同じかもしれませんね。

5月30日 金曜日

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