見出し画像

社会人が勉強するということは

昨日は、東大の人工知能講座の最終回だった。全12回、3カ月でまったくの入門から、ディープラーニングに関するひととおりの技術が習得できる、とても意義深い講義だった。

講座を終えて得たものは個人的にかなり大きい。たとえば、最新の論文を読んで、新しい手法を自分の環境で追試したりすることが、なんとかできるくらいになった(仕事にめっちゃ役立つ)。先日、人工知能EXPOに行ってきたのだけれど、出展企業の製品がどういう技術をつかっていて、どれくらいのことができて、なにができないかも分かるようになった。

それと、毎週出たアツイ宿題のおかげで、プログラミングもけっこうできるようになった(自分比)。ぼくは学生時代にプログラミングしていたのだけれど、20年くらいブランクがあったので、ひととおり復習できて、最新事情にもキャッチアップできたのは本当によかった。Python大好きマンになった。

ところで先日、深津貴之さんがこんな投稿をしていた。

今回思ったのは、大人になってからやる勉強って、最初は本当に、本当に、つらいんだよね。たぶん、脳が変化を拒否してるんだと思う。自分がおじさんになるにしたがって、より実感する。

でも、あるポイントを超えると、めっちゃ楽しくなる。そういう意味で、学校というのはよくできていて、同じ場所で、みんなでいっしょにしごかれると、最初のつらい状況がなんとか乗り越えられるのだ。

この記事はちょうどそのつらい時期に書いたんだけど、受講生の何人かから「つらいのは自分だけじゃないんだとはげまされた」と言われた。昨日は講義が終わったあとに懇親会があったんだけど、みんな戦友のような雰囲気で楽しかった。

最後に。このような機会を用意して、社会人にも門戸を開いてくれた東京大学の松尾研のみなさま、本当にありがとうございました。人生変わるくらいの、すばらしい講座でした。

いっしょに通った物書堂の社長の廣瀬くんと記念撮影。わからないところを見てもらったりいろいろ教えてもらいました。

食事は毎回、講義前に学食で食べてました。写真はロールキャベツ定食。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

読んでくださってありがとうございます。サポートいただいたお金は、noteの他のクリエイターのサポートに使わせていただきますね。