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今日のnote #42

「論理」って、えらいということになってますよね。「ロジカルシンキング」とか「クリティカルシンキング」とかがもてはやされてるし、でも本当にそうなのかな、と思っています。

もちろん、ビジネスの役には立つんです。金融はその極致だし、あらゆるビジネスは論理をつきつめたひとが成功しています。ビジネスをうまくやるというのは、再現性のあるしくみをつくって、だれがやっても同じ成果が出るようにするということだからです。

自分の話をすると、ぼくはわりと論理的なタイプで、大学生くらいまではそこにプライドを持っていました。でも、ひとを傷つけたり、女の子に手ひどくふられたりして気づくわけです。「あ、論理ってモテないんだ」って。実際、論理で武装したビジネスマンよりも、愛を叫ぶロックスターのほうが1000倍モテますよね。

「これは、なんとかしないとな」と思いました。とはいえ、自分の性質はかんたんには変えられない。だから、ひとの気持ちを論理で読み解く、ということをすることにしました。そうすれば、外見上は、ちゃんとした気遣いのある行動ができる。このやり方、結果的には編集という仕事にあとで役に立つわけですが、もちろんその時はそこまで考えていません。

ぼくはたまたま「モテ」から「そこ」に踏み込んだのですが、これ、もうちょっと広がりのある話だと思うんです。つまり、人間の幸せはどこにあるのかという。最近のcakesで、ドワンゴの川上さんと話しているテーマは、まさにそれについての話だと思います。ご興味があるひとはぜひぜひ。

人類が解決すべき根源的な問題を「ニコニコ宣言」に記した。
https://cakes.mu/posts/5677

5月18日 日曜日

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