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今日のnote #29

昨日、ほぼ日のゴールデンウィーク企画について書いた。メールを出すと、ほぼ日の社員のみなさんがあらかじめ書いたメールが返事として届くという企画だ。好きな食べ物や、住んでいる家、おもしろかったできごと、最近見た映画といった個人的な内容が書いてある。読むと、会ったこともないひとなのに、親近感がわいてくる。

そのひとのことを「知る」のは「好き」のはじまりなんだと思う。好きなもの、嫌いなもの、生まれ育ちなど、個人のディティールに触れると、そのひととの距離が縮まってくる。そうして、好きだなあと思いはじめた相手の話は、なんでもおもしろく感じるようになる。

逆に、このひと嫌いだな、と思うときは、じつは「よく知らない」のが理由だったりする。ひとはかんたんにひとを嫌いになる。たとえば、ネットでの物言いが、テレビに出ているときの態度が、本のタイトルが……など、ほとんどあらゆる理由が鼻に突く可能性を秘めている。

でも、実際にそのひとに会ってみると、意外といいやつだったりする。たとえば、物言いがきつくて感じが悪いと思っていたひとは、とても誠実で正直な良さがあったりする。実際に会ってみると、イヤな人はそんなにいないものだ(もちろん例外もあるんですけどね)。

これまでに、そういう経験を何度もしているので、第一印象で、好き嫌いを決めないことにしている。自分の感覚は、参考にはするけれど、信じない。現実と照らしあわせて落としどころを決める。だから、ぼくのなかには「これはいったい、どういうことなんだろうリスト」という長いリストがある。このほうが、広がりがある気がするんですけど、どうなんでしょうね。

5月5日 こどもの日に。

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