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ゲーム実況動画はどうしてこんなにおもしろいのか?(PUBG)

最近、ゲーム実況動画を見ている。いちばんよく見るのは、PUBGというゲームの動画だ。正式名称はPLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSというのだが、長すぎるのでみんなPUBGと呼んでいる。

PUBGは、映画にもなった「バトル・ロワイヤル」と似た設定のゲームで、孤島に100人が降り立ち、最後の一人になるまで闘う(ネット越しで、実際に100人のプレイヤーが競う)。このゲームの実況動画が、やたらとおもしろいのだ。ぼくが見るのは、このあたりのひと。

↑弟者兄者さん。超人気・兄弟ゲーム実況プレイヤー。声がやたらとよく、編集などの洗練度合いもすばらしい。

stylishnoobさん。超絶テクニックと、絶叫したりしながらプレイするプレイスタイルが妙におもしろい。

ゲーム実況動画を見ている話をひとにすると、「自分でプレイせずに、人がするのを見るってどういうこと?」とよく聞かれる。

でも、人がゲームをプレイするのを見るのは、自分がやるよりも断然おもしろい面があるのだ。

というのは、彼らは自分よりもずっとうまくプレイするから、見ていて気持ちがいい。また、ずっと見ていると、だんだんその人のファンになってくる。つまりこれは、プロ野球とかサッカーを見るのと似ている。自分でプレイするのはもちろんおもしろいけど、上手な人、思い入れがある人やチームがプレイするのを見るのは、もっとおもしろい。

あともうひとつ、そもそもゲーム自体がおもしろいというのも大きい。ゲームはいまいちばんクリエイティブの才能が集まっている場所だと思う。そういう場所がどこになるかは、時代ごとに変わるんだけど、法則は決まっていて、いちばん見てくれる人が多くて、いちばん先進的で、いちばんお金が動くところにひとは集まる。「グランド・セフト・オート5」の制作費なんて、300億円近いからね。

ゲーム産業という「戦場」がすばらしい闘技場になっていて、とんでもないお金と、多くの才能が集まって、すごいプロダクトが生まれている。そして、その周辺にも、おもしろい人々があつまる。これはクリエイティブにとって、とてもいい状況だ。

そして、無理やりオチをつけると、ぼくは、ウェブメディア、ウェブ全体もそういう場所にできると思うんですよね。そうなると、ウェブにはもっともっと才能が集まって、いまよりもずっとおもしろくなる。弊社はそこを変えるための会社です(最後に仕事してるっぽくしめた)。

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