見出し画像

今年はやはりノーザンFのフェーズか。中でも早くから賞金加算をしてここを目標にキッチリ仕上げられたのはこの馬だ!

第83回優駿牝馬(G1)

まず気が付くのは、桜花賞を勝ち主導権を握るはずの川田将雅がフラワーカップを勝ったスタニングローズ、そして桜花賞を勝ったスターズオンアースに騎乗していない事だ。

重要なレースを勝った実績のある騎手が下りるのだから、クラブ側としてはそれなりの代替騎手を用意しなければならないという事でルメールとレーンに落ち着いたのであろうと想像できる。

その川田が選んだアートハウスが、幼馴染の中内田厩舎で、カタールレーシングの王族の馬だからしょうがないと言えばしょうがないのだが、ここは日本であり、あのゴドルフィンでも苦戦している現状だけにやはり難しいだろう。

となると、ここはやはり40口のサンデーRなのか?

その前に、キャロットFのナミュールだが、9月にデビューして赤松賞から阪神JF、そしてチューリップ賞経由での桜花賞というローテはさすがにオークス馬のそれではないと思うが。

人気の一角サークルオブライフもナミュールと同様の事が言える上に、非ノーザンの千代田牧場であれば、阪神JFですでにお腹一杯であろう。

◎プレサージュリフト

色々あったがやはりノーザンのキムテツへの信頼は大きい。今年も皐月賞をジオグリフとイクイノックスでワンツーフィニッシュしており、先週もヴィクトリアマイル2着のファインルージュ、京王杯SC2着のスカイグルーヴと絶好調だ。

前走の桜花賞では、初の輸送と初の右回りだったが、大外最後方から33秒台の脚で軽ーく0.5差まで追い上げた。勝つ気で追えばもっと出たであろうと思うと恐ろしい。

後方からぶっちぎって勝った新馬戦の後、間隔をあけて挑戦したクイーンCでも、のちの桜花賞馬をこれまた33秒台の差し脚で並ぶ間もなく差し切っている。前が止まらない展開で計ったように差し切るあたり、かなりの大物と推測する。

鞍上の戸崎だがオークス2着が3回あり、JRA通算1200勝を達成したプレサージュリフトで、今度はG1勝利通算 10勝目という節目でもあり、是が非でも勝ちたいところだ。

距離的にいろいろ言われているようだが、ディープインパクトの肌にハービンジャーという血統は何ら臆する事は無い。

オークス出走馬では唯一天栄で仕上げられ、人馬共に狙いすましたようなローテで臨むここは目の覚めるような差し脚できっちり勝ってくれるはずだ。

相手は、同じ差し脚で一緒に突っ込んでくるであろうナミュールとベルクレスタ。

後は鞍上に敬意を払ってレーンとルメール、そして殿下の前で良いところを見せたい川田あたりで良いだろう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?