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社台SSにスタッドイン決定!事実上コントレイルは社台との共同所有となった。という事は・・・第164回天皇賞(秋・G1)

昨日のスワンS(G2)は、マイルCS(G1)への出走権を賭けた前哨戦という事もあり、本番前の前哨戦が勝負と揶揄される「川田ーダノックス」のダノンファンタジーが予想通り勝ちを収めた。

18頭立ての内回り1400mの電撃戦とあってオッズも割れ、相手が絞れず単勝一本勝負だったので、370円は美味しい配当だった。

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さて、天皇賞(秋)。

前回のNoteでコントレイルが社台スタリオンステーション入りした場合のシンジケートについて書いたが、1037号の「Sports Graphic Number」に掲載された記事によると、どうやら社台SS入りが決定しているらしい。

という事は、ノースヒルズが所有するコントレイルは、はれて社台といわゆる「同じ財布」となった訳である。

両者の交渉がまとまった以上、社台としてもシンジケート額や、種付け料を高く設定したいというのが本音であり、年内の2戦はともに取りこぼしのできないレースという事になる。それを踏まえて予想をしてみよう。


まずは、天皇賞6勝の名伯楽藤沢が「今まで勝ったどの馬より強い!」とか、「あのタイキシャトルを牝馬にした感じ」と珍しく吹きまくっているグランアレグリアから考えてみよう。

クラシックの桜花賞を勝った後、4歳時にはローカル中京の高松宮記念は他馬に譲ったが、その後に安田記念、スプリンターズS、マイルCSと単距離の中央G1を3連勝と、単距離女王の名をほしいままにした。

しかし引っかかるのはやはり1800m以上の勝ちが無い事である。

そして、マイルから距離を延長して天皇賞を目指す馬が、なぜ大阪杯の後にヴィクトリアマイルを獲りに行ったのか、そして安田記念で2着に負けた事も、私には本気の天皇賞獲りに見えないのだ。

1800mの毎日王冠から天皇賞とか、安田記念を勝って天皇賞というのなら話は分かるが、わざわざ勝ってないマイルのG1、それも牝馬限定のG1を獲りに行った事から、この馬の仕事は終わりで、おそらくここはヤラズの可能性が高いとみる。



菊花賞を回避してここへ望む皐月賞馬のエフフォーリアだが、菊花賞で同じ3歳馬に負けるよりも、1つ上の4歳の三冠馬や、2つ上の単距離女王に負けることをチョイスした感がある。

ここで、いい勝負をすればそれはそれで、菊花賞を勝つよりも距離適性を考えれば競走馬の価値としては高いと思われる。それにまだ3歳という事もあり、のちに大きいところを勝てば何ら問題は無い。

【結論】◎コントレイル


やはり、社台とノースヒルズ両者の交渉がまとまったのは大きい。これからシンジケートや、種付け料の価格を決めなければならないが、今秋の2戦の結果次第ではグンと跳ね上がる。

コントレイルは2歳からレコード勝ちするスピードがあり、クラシックは無敗のまま3冠奪取。まさにスピードとスタミナを両方完備する戦歴を叩き出した。さらに秋のJCでは3歳ながら府中の怪物アーモンドアイの2着を確保している。

さらに、阪神コースの名ばかりのG1など勝たなくても、古馬になっても、東京2000mをこなすスピード、そして東京2400mでひとつ下の3歳馬だが、ダービー馬を力でねじ伏せる事が出来れば、「ディープインパクトの最後の後継種牡馬」という事で値を吊り上げることができる。

3強と言われているが、おそらく沈むとしたらグランアレグリアだろう。

皐月賞馬エフフォーリアは、なんといってもダービーでも2着を確保しており、菊花賞を回避してここをチョイスしたというオーナーサイドの判断が、ほんとに正しかったのかという会員の声を払しょくするには、やはり「惜しかった」と言わざるを得ない「2着」がふさわしい位置ではないだろうか。


馬券は、コントレイル→エフフォーリア→グランアレグリアという順番が本線。おそらく馬単と3連単の2点勝負となる予定だ。


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