吟子さん

首里城と言うけれど、私の中の首里城はやっぱり、琉球染織界を代表するヒール役ルパーズ宮平吟子さん。昨年お亡くなりになったのが残念ですが、国展だからか上機嫌に写っているのだが、地元の展示会公聴会にて、地方の織物は精々お祭りとか結婚式ぐらい、首里の織物問いというものは、中国や本土から偉い人が来ますね、自分の旦那を出世させる為に、準備するのが首里の女というもの。首里の女は皆ライヴァルだったと思いますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。という橋田壽賀子のホームドラマ以上の長台詞を、キィキィ言いながら、当たり前に緩急を付けてお話しする吟子さん。

そう、吟子さんは沖縄の染色従事者から大分嫌われてました、人間国宝の娘!っていう言い方に、読谷の花織や紅型作家も悪意を込めておったが、皆面と向かって死ねとかいえない、というか口では先生先生してても居ないところで、という娑婆世界。それを知っていない訳でもないと言わんばかりのミチミチに隙がない作品を世に送り続けていたので、やっぱり、、、作家だったら作ったもんで勝負しようぜ、そんな根性というかエレガントな心意気のある人だったなぁ〜。昔のシュリの女は皆ライヴァルだった、今は!?、という裏返しの口調を感じる。本気でやれば出来ない事はないでしょ?。そういう人生だったと思う。あの世でも間違いなく糸を触っていそうだし、多分今時のものよりかはやればやる程深まるであろう、昔の人これどんなやって織ってたんだろ!?という謎解きをしているに違いない。

テキスタイルを活用した衣類の製造販売。 minne bace hands creema iichi 催事等で販売。 フツーに着れない系が得意、フツーに着れるものも作っているつもり。 三つ子の魂百迄。心に無い事しない。無責任で上から目線の先輩後輩ごっこ御断り。自由度が高い生き方。