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差し入れのむずさ

舞台を見に行って、たまに差し入れを持っていくことがあるけど何とも難しい。結局、水に行きつく。
水は何本あっても助かるし、なんせ賞味期限的なものが遥か未来なのも助かる。と思ってるもんだから、まあ水だよなってなる。

昔は、スイカを差し入れたり、一時期はジャックダニエルを持っていくていうノリをしてたけどあんまりお酒を飲まない人も増えて来てる今、瓶のウイスキーなんて邪魔になるだけだしジャックダニエルを差し入れるってボケは伝わらない上に迷惑かけるなと気づいて辞めた。
その後、後輩の劇団に見たことないエナジードリンクを差し入れたらバッチリ売れ残ったらしい。コンビニとかでは買えないカフェイン量が山盛りのやつ。これはこれで迷惑だし、ボケで送ってるのに売れ残ったらそれなりにショックだしというどこに転んでも前向きじゃない行動なので辞めた。

自分があまり甘いものを食べないのもあって、そういった類のアイテムに疎いし、個人的にはしょっぱいものを貰ったら嬉しいけど賞味期限が近いものって売れ残った時に大変だろうなぁ……と考えると手が出なくなる。
そりゃあ、からあげとか、おいなりさんとか、おにぎりとか、嬉しいよ? 差し入れられる側ならね。でもさー、本番中はあんまり食べないみたいな人も出てくるし難しいよね。

やっぱり水なのよ。結局。

でも、なんか他と違うのを差し入れたいっていう選ばれし民感を出したいって小賢しい心も生まれてしまう。ただそういうのはだいたいがスベる。
これはねえ、難しいですよ。本当に。自意識との戦いと言っていいでしょうよ。

昔、エロ同人誌を差し入れられたことがあって、宛名がないもんだから誰が持って帰るの……? ってなったものの、誰も持っていかないから俺がスーツケースにぶち込んだのよ。
ただ、翌日北海道に向かうって流れだったので飛行場行って、俺が悪いんやけどスーツケースの中にライターが入ってて「開けてください」ってなったもんやからきゃんたま縮み上がったよ。きゃんたまをふっくらさせるためのエロ同人やのに。
開けたら、涼宮ハルヒの憂鬱のエロ同人誌がバーンとあるわけですから。いっそドラッグとかで逮捕されるほうがまだええんちゃうかってぐらい恥ずかしかったですよ。とんだ罠仕掛けられましたよ。そして引っかかりましたよ。2011年とか、そんな頃の思い出。

ああいうのは悲しみを生むし、憎しみを呼び起こすし、なんせセクハラになるからね。今ならもれなく。いや、あの頃でもそうやけど。でもまあ、俺を題材にしたBL同人誌とかを売ってたからなあ。エロ同人誌を差し入れやがって! と言うには普段の行いが偏っていた。

マジで必要ないものを差し入れても駄目。とはいえ他とは違う感を演出したい。

わからん。筋子とかかな。

筋子で、ファイナルアンサ―!

俺をサポートしてくれたらどうなるか。 マニフェストを考えてみました。 頑張って幸せになる。俺が。 あなたを幸せにできたらいいな。 以上! マニフェストって、もう使わないですね。意味もよくわかってないけど。