音楽レビュー|第11回 (8/14)

 この1週間で見つけた・出会った曲、新たな発見があった曲を個人的な解釈で紹介していくこのシリーズ。色んな曲を知ってほしい、けどTwitterじゃ文字数が収まらない… ということでnoteにて始めてみた。今回は、先日行った”ライブハウスでさわご”というライブで演奏された曲の中から選んだ特別編でお送りする。


ラフラブ / DNA GAINZ (DNA GAINZ)
 まずはWELCOME ACTを決めたDNA GAINZから2曲。
 イントロのベースやクラベスなどのパーカッションのリズム、空間に広がる音の響きから生まれるGEZANや踊ってばかりの国のような独特な世界観のある曲。音源からも溢れる独特な世界観だが、ライブではライブハウス特有の音の響きも相まって、幻想的とまで思うほどだった。


Sound Check Baby / DNA GAINZ
 1曲目と打って変わって2曲目に紹介するこの曲はロックな曲になっている。洋楽バンドのような打ち込み音楽から始まり、ノイズ、歪んだギターから入るイントロが本当にかっこよく、1曲目に紹介した”ラフラブ”もそうだけど、根底からロックを感じ、ただのバンドではない、”ロック”バンドそのものだった。


DAY BY DAY / THE 2 (生と詩)
 そして1バンド目のTHE 2。その1曲目に紹介するのは"DAY BY DAY"。イントロのリフや間奏のベース、古舘さんの力強い歌声がかっこ良い曲だ。
 この曲は加藤綾太のコーラスが入る曲なのだが、実はこの日、THE 2のGt.加藤綾太が諸事情によりお休み、サポートとして元tetoのGt.山﨑陸を迎えた編成となったのだ。teto時代から変わらないあのコーラスで聴くこの曲があまりにもマッチしていたので、これはこれで音源として聴いてみたいと思った。


恋のジャーナル / THE 2 
 曲全体を通してバンドっぽくないメロディー、THE 2っぽくない曲だが、っぽくない曲だからこその遊び心のようなものを感じた。イントロのコーラスに合わせて腕を上げ下げするダンスやサビの手拍子が楽しく、音源で聴くのと印象や楽しさが何倍も違った曲だった。


ルシファー / THE 2 (生と詩)
 1回聴いただけでも耳に残るイントロ、疾走感のあるメロディー、初めてこの曲を聴いたとき「なんだこの曲は!」となった曲だ。印象的なのはメロディーだけじゃなく、歌詞も印象的だ。特に2番の、
「親のこと裏切ってしまいなさい
十字架こそあなたが背負うべき物」という歌詞は、古舘さんにしか書けないだなと思った。


るるちゃんの自殺配信 / 神聖かまってちゃん (児童カルテ)
 2バンド目に紹介するのは神聖かまってちゃん。そして紹介する曲は"るるちゃんの自殺配信"。前々から曲名は聞いたことがあったが曲自体は聴いたことがなく、このライブで初めて聴くことができた。曲名から想像していた曲のイメージと実際に聴いた印象が違っていて、思ったよりは明るくアップテンポな曲だったのが印象的だった。


フロントメモリー-の子vo.ver / 神聖かまってちゃん
 3曲目は"フロントメモリー"。かまってちゃんをそんなに聴いていない自分でも聴いたことのある、もはや紹介するまでもない曲だろう。夏の終わりかけのこの時期にぜひ聴いてほしい曲だ。自分も夏にこの曲をライブで見れたのが嬉しかった。


忘れた / teto (忘れた)
 最後に紹介するのはtetoの"忘れた"。聴いただけでだけで色んな感情がぐわーっと込み上げてくるイントロ。音が大きいとか、テンポが速いとか、そういった概念やジャンル関係なく「ロックだな」と改めて感じた。



 冒頭に書いたように、今回は”ライブハウスでさわご”で見たバンドから選曲した。予習で聴いたり、実際にライブで見ていて、いいな!と思った曲が何曲もあって、「どうせ書くなら1つのテーマにしてみるか」と思い、こういう構成となった。
このライブのライブレポも後日投稿する予定なので、そちらも合わせて読んでもらいたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?