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テレビ屋気取り 終 #70「アバン終了」


3月31日

明日から新社会人としての生活がはじまります。全然実感がわきません。

何度もここに書いてきましたが、どうにかやりたい仕事ができそうです。

1年半ほど前、テレビ業界への就職を夢見て、就活用語的にいうと「業界研究」のためにはじめたこの「テレビ屋気取り」ですが、明日から“気取り”ではなくなります。(一人前になるまでは“気取り”のままな気もしますが… というか一生“気取り”のままかもしれません…)

もともと分析的な視点で物事を見るのが好きで、かつその対象が大好きなテレビということもあり、ほぼ毎週テレビについて書くのは特に大変ではありませんでした。
それでも、こんなにも複雑なメディアでありエンタメコンテンツである“テレビ”について考えるのは簡単なことではなくて、「この番組について、自分はこう思ったんだけど、他の人だったらどう見るんだろう…」などと考える中で、たくさんの新しい発見がありました。

同じようなことを考えて記事を書いていらっしゃる方がnote上にはたくさんいて、その方たちの考え方も非常に参考になりました。その方たちと議論できていたら、より多くの発見があったのではないかと思いますが、それは今後仕事として、プロの方たちと出来ることを楽しみのひとつに取っておこうと思います。


テレビの世界は減点方式だと思っています。
とても夢のない考え方だと思いますが、いろいろな制約がある中で、理想から引き算をして番組を作っているのが現実です。

この世界に足を踏み入れる人たちも、自分の理想から現実が引かれていき、最後にはやめるという選択をしてしまうのもよくある話です。
自分もそうなってしまうかもしれませんが、それも別に悪いことではないと腹をくくって、現段階での理想値をかなり低く見積もって飛び込んでみようと思います。


ということで、今後この「テレビ屋気取り」をどうしようか考えてみました。
情報管理にはかなり厳しい業界なので、自分が見たり聞いたりしたものを安易にここに書くことはできません。もちろんそれを理解していながら続けることも可能ですが、自分は内密なことをうっかり書いてしまいそうな気もします。

そこで、続編は“未定”ということで一旦はこの「テレビ屋気取り」を閉じようと思います。

素人が偉そうなことを書いてきてしまったという後悔もありますが、ここで書いてきたことを実践してみたいとも思っているので、ここまでは“アバン”だったということで、その中身はいつかテレビでお目にかかれればと思います。



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2022.03.31

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