テレビ屋気取り2 #1「情熱大陸〜オードリー〜」

オードリーの情熱大陸を作りたい

「生意気だな」と言われるかもしれませんが、これは密かな自分の目標です。


「じゃないとオードリー」最高でした。
佐久間さんがラジオのジングルで、自分の制作コンテンツを「おすすめのエンタメ」として紹介した時にはビックリしましたが、これは自画自賛しても仕方がないというか、ぜひもっとたくさんの方に広めてくださいとしか言いようがないほどに素晴らしかったです。

ネタバレ内容も含まれるかと思いますが、この番組の感想と自分が感じたことを書いてみたいと思います。

「情熱大陸」に話を戻します。
今回、各所には「某ドキュメンタリー番組の密着がついている」ということでこの企画のためのカメラを回したみたいですが、そう遠くない未来にその「情熱大陸」が実現しそうで、個人的にはそのことに気を取られながら「じゃないとオードリー」を見てしまいました。



武道館の裏側を見てみたかった


オードリーの情熱大陸を作りたい

冒頭から生意気なことを言ってしまいましたが、これに関しては割と本気でやりたいと思っていることです。

今の会社に入社して間もない頃、企画書を書いてみるという研修がありました。それが「情熱大陸」の企画書だったのです。

毎週見ているわけではないですが、タレントに密着した回を見てみると、大体“◯周年”みたいなその人の節目に密着していることが多く、そこで思ったのが「オードリーの次のイベントに密着したい」ということでした。

これを読んでくださっている方はほとんどご存知だと思いますが、2019年の3月2日、オードリーは日本武道館で伝説のライブを成功させました。

オールナイトニッポンの10周年企画として行われたライブですが、5周年の時も同様にライブが行われたことを考えると、15周年を迎える2024年頃にも同じようにライブが行われるのではないかと思います。
そのライブに密着したいわけです。

武道館でのライブは自他ともに認める伝説のライブで、特に若林さんはその後のラジオなどでもよく武道館のことを振り返ってお話しされていました。
ライブにかけていた思いや、舞台から見た景色、もうここで芸人をやめてもいいと思ったことなど、若林さんから語られるエピソードを聞いては、「自分もその裏側を見てみたい」と思っていました。

武道館での伝説のライブのことが、「リトルトゥース」というリスナーの愛称とともにラジオリスナー以外にも少しずつ広まり、あのライブ以降リスナーがぐっと増えたのも事実だと思います。
ラジオイベントに密着するという割とコアなところを攻めることが嫌われる中、企画を通す上での説得材料にしたいと思っていることです。


どんなふたりを見たいのか


オードリーの情熱大陸を作りたい

そう思ってはみるものの、何をテーマにしたらいいのかがわからなくてずっと悩んでいます。

なぜ今オードリーなのか、
そもそも世間から見たオードリーはどういうイメージなのか、

ちょくちょくいろいろな番組でMCをやっている人…
よく体を張っているピンクの人…

こんなところでしょうか。

これを良い意味で裏切るためには、
実はめちゃくちゃ熱いものを内に秘めていて他人に興味津々な若林さん、
真面目でお笑いが好きで意外にも周囲の人を気にかけている春日さん、
を見せれたら良いのでしょうか。

そういうことではない気がしますが、そんなことを考えながら「じゃないとオードリー」を見ました。


自分にとっては当たり前のこと


今回の企画が「オフゼロオードリー」ということで、自分達でもラジオで話すくらい、カメラが回っている時と回っていない時のオンオフが激しいオードリーですが、、

たしかにオフのオードリーさんは、V中で徳井さんやキャプテン(佐々木久美さん)、松田この(松田好花さん)が証言していたように、カットがかかった瞬間地面を眺めながらスタジオからすぐに消えていくような方たちです。

タレントさんのオフを見たのが、オードリーさんが初めてだったので、それが当たり前だと思い、他のタレントさんたちの収録前や収録後の様子を見た時に衝撃を受けたのを記憶しています。

その後ゴールデンの収録で、スタジオ脇にテーブルと沢山のお菓子を囲んで出演者同士雑談している様子を見た時なんて、「これがテレビかー」と思ってしまいました。

少し話が逸れましたが、結局何が言いたいかというと、
オンオフがあるのなんて当たり前で、特にオードリーさんの場合は毎週のラジオが”オフ”だと勝手に思っていたので、カメラが回っていない時も、喋ってはいないもののラジオの様子を見させてもらえているのだと思っていました。

今回の「じゃないとオードリー」は、そんなオードリーさんがオフの状態をなくして、周囲を笑顔にさせようという企画でしたが、
「いつもオフのオードリーが急に周りを和ませようなんて、やっぱりぎこちなくて面白いよね。」で終わらないのが、この番組のすごいところでさすがとしか言えないです。


与える存在に


22分頃、ひなあいの2本目の収録に向かう春日さんが言った一言が、今回の番組のテーマだと思います。(見た人全員わかることですが…)

与える側になったってことだな 春日は
与えられる側から

たまたま近くに居合わせなかったからなのか、若林さんからのツッコミがなかったので、代わりにさせていただきます。

生意気だな

いや、たぶん違いますね。

カッコいいな

こっちだと思います。


若林さんになりきってツッコミの正解を想像したい訳ではなく、たぶん若林さんもこの「与える側になった」ということはおそらく前から自覚されているからこそ、決して春日さんのつぶやきに「生意気」と思うこともないのではないかと勝手に思っています。


「情熱大陸」に限らず、今オードリーのドキュメンタリーを撮るなら、
「与える存在」というのがテーマだと思います。

2人に憧れたヒップホップユニットが世界的にに有名になったり、2人に憧れた芸人がラジオのレギュラーを沢山抱えて朝の帯番組も担当したり、その他にも数えきれないほどオードリーに憧れて今がある人がたくさんいると思います。

もちろん自分もその1人です。

それで、結局何を書きたいのかがわからないままダラダラ書いていたら、前編放送から1週間が経ち、早くも後編が放送されてしまいました。

ここからは後編の内容も踏まえながら書いていこうと思います。



夢を宣言する40代のおじさんを見て


オードリーの情熱大陸を作りたい

何回も夢みたいなことを書いてきましたが、「東京ドームでライブをやりたい」と堂々と若林さんが宣言したのを聞いて、やっぱりいくつになっても自分の夢を口に出していくことは大切なんだと気付かされました。

オードリーの口から「東京ドーム」という目標を聞けたのが、ひとりのファンとして嬉しかったです。
「武道館の次は東京ドーム」というのが、日本のエンタメでよく聞く流れというか、武道館が終わった後からファンとして密かにずっと願い続けてきました。
ただ、さすがにお笑いで、しかも客観的にみたらめちゃくちゃ人気があるわけではないオードリー(ラジオリスナー以外からの人気と支持がどれくらいあるのか…)で東京ドームは埋まらないだろうと思い、勝手に諦めてこんなことを考えていたこと自体忘れていました。

今回自分たちの口からその目標を聞けて、何歳になっても目標を持ち続けて、それを口に出していくことが大切なのだと気付かされました。

夢を語るふたりを見ていたら、僕も負けられないなと勇気づけられます。
まだまだ20代、これからも走り続けたいと思います。


P.S. 後編の放送を見ていたら、「密着番組」というのは「プロフェッショナル」のことを差していました。失敬劇場。

やっぱりオードリーにドキュメンタリーは似合わないですね。
ただ、今回の「じゃないとオードリー」こそが、バラエティの仮面を被ったドキュメンタリーだったのではないでしょうか…



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2022.10.25 作成

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