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初めて家事代行サービスを使ったら最高だった話。

先日、人生で初めて家事代行サービスを使ってみました。

私、現在休職中の独身・女性・30歳。都内実家暮らし。
家事をできる身体は持ち合わせているし、時間もある。休職中の身分で、よりによって家事代行サービスにお金を払うなんて。
・・・と、きっと私がネット上の有名人だったら、かなり悪意のある人から「贅沢だ」とか「やれるなら自分でやればいいのに」とかいうDMやリプが飛び込んできそうな匂いがプンプンする案件!!!!!

ただ、私、とても思うことがあります。

家事って、『誰でもできること』じゃなくない・・・???」と。

家事って一言で言っても、いろーーーーんな種類の家事がたっっっっくさんあって、お子さんを持つ方なら、通常の家事プラス、膨大な量・種類・質・ストレスの育児があって(これは私も想像がつかないし、想像以上だと思う)。

その多種多様な家事の中で、気が重くなるほど「やりたくない」ものもあれば「割と好きかも」と思うものもあるし、「これは苦手だ」と思うものもあれば「これはすんなりできるな」と思うものもあるわけで。学校に通っていた時に「得意な教科」「苦手な教科」があったように、家事にも人それぞれ得意不得意があると思います。

私の場合は、どうしても「料理」に関しては腰が重くなってしまう。けれど、「片付け」や「食器洗い」は結構好き。目に見えて綺麗になっていくし、習慣化すれば無心になれるしそれほど辛くない。

掃除関係でいうと、「整理整頓」は好きだけど、ガラスをピカピカに磨いたり、こまめに掃除機をかけたりするのは少し億劫。どんなに眠くても毎晩財布の中の整理をするし、部屋の中に要らないものが存在していることは嫌だけれど、クイックルワイパーは面倒臭い。

あと、小さいことでいうと、私、詰め替え用の液体をボトルに入れる作業がすっごく好き。でも、うちの母はすっごく苦手らしい。

こういうのって、ほんとーーーに人それぞれだと思うのです。

でも、「家事」っていう名前がつくと、突然に全てが「やらなければならないこと」になる。どんなに苦手でも。どんなに嫌でも。どんなに気が重くても。どんなに大変な思いをしても。

誰しもに「苦手な教科」があった時代は、苦手な教科を絶対毎日やれ、なんて言わなかったくせに〜〜〜!時々苦手な教科を勉強した時には、ご褒美やら褒めてくれたりとかしたくせに〜〜〜!と。


というわけで、その「苦手なこと」を頼んでみました。


窓掃除」です。


磨く系の掃除が気が重い私にとっては、難関すぎる。窓って大きいし、体力使うし、どうやったら綺麗になるのかなんてイマイチよくわからない。カビキラーの匂いをずっと嗅いでいるのも辛い。どうせだったら、家事代行サービスに頼んで、家の窓をぜーーんぶ綺麗にピッカピカにしてもらおうよ!!と思い、家族と話し、「いいね!」となったわけです。

今回使ってみたサービスは「タスカジ」さん。(ステマじゃないです)

家事をできる人と、家事をしてもらいたい人を、繋げるサービス。なので、「こういうことをしたら○○円」とかいうダ○キンみたいなメニューやパッケージがあるわけじゃなくて、完全に時間単位で発注し、内容はお相手と詰めていく、という感じ。

まずは我が家まで出張してくれる人を絞り、「掃除」というざっくりしたカテゴリーでやってくれる人を絞り、来てほしい日時を絞り、、と検索していって、何人かいた中でレビューの評価が高い人に、予約メッセージを送りました。やってほしいこと(窓掃除をしてほしいということ。全部で何部屋、何枚の窓がある、ということ。結露がすごくてカビに悩んでる、等)を詳細に送って、先方の返事待ち。

返事は結構すぐ来ました。(向こうは業者ではなく個人なので、人によると思います)快く引き受けてくださったので、その方にお願いすることに。

当日は、約束の5分前くらいにちょうどよくうちに来てくださいました。
どうやら、ビルか何かで清掃の仕事もしていた経験があるという「掃除のプロ」的な方でした。ざっくりと家の中を説明し、こういうところを綺麗にしてほしいんです、と頼んだら、ソッコーで作業スタート。

3時間という枠を買っていたので、1分たりとも無駄にしないようにめちゃくちゃテキパキ黙々と動いてくださいます。感激。

3時間、私がお昼ご飯をずるずると食べている間も一瞬も休むことなく働いてくれ、見事我が家の窓は全てピッカピカになりました。しかも、少し時間が余ったから、と言って、鏡や洗面台の排水溝まで磨いてくれていて、マジで感激。新入社員の時に先輩に口すっぱく言われた「頼まれたことだけやってどうする。プラスアルファの仕事をしてなんぼだ」的なことを地でいくタスカジさん。素敵。

本当に、私がやっていたらこんな仕上がりになるはずがないと思うほど、窓はピカピカになりました。窓があるのに気づかなくてぶつかっちゃった、みたいな小ボケをかましたくなるほどの透明さ。外がクリアに見える。網戸も清潔!!なんて気持ちいいの・・・!

当日は、交通費のみを現金でお渡し。家事サービスの分は、クレカ決済です。

お値段、気になりますよね、、、?(誰)


3時間、全部屋の窓掃除で、なんと約7,000円!!!!!


安くない!?安いよね!?!?

これは、タスカジさん(家事をしてくださる人)によって値段設定が異なるはずなので、もちろん一律ではないです!(予約する時にお値段はわかるので、自分で納得のいく人に頼むスタイル)

仕事から帰ってきた父も、窓の綺麗さに大感激。
「一度来ていただいてこんなに綺麗になるんだったら、年に3〜4回来てもらって、窓掃除してもらおうよ!」「年末の大掃除も、部分的に頼んでみてもいいかもね」と盛り上がりました。


窓が綺麗だと、外の景色が通常時の4割増くらいで綺麗に見える。
網戸を通して入ってくる風も、清潔でなんだか気持ちがいい。

ただの「窓掃除」をお金で買っているわけじゃないんだな、と思いました。

「あぁ、やりたくないなぁ」と落ちる気持ちや、
「窓、汚いなぁ」とモヤっとする気持ちや、
それでも放っておいてしまう自己嫌悪や、
やるなら、休日返上で取り組まなきゃ、と思う気持ちや、
せっかくの休日なのにやりたくないことをやって、リフレッシュの遊びにも行けず、体力を消耗しながら窓を拭く時間。

それら込み込みで「家事」なんだよなぁ、と。
そう思えば、「家事代行サービス」って、めちゃくちゃお得だな、と思ったのです。

別にセレブじゃないので、全部を頼むわけじゃない。けれど、出来ないことや苦手なことを無理に頑張るのって、結構、割に合わない。それなら、楽しいことをしてリフレッシュするか、得意なことをしてお金を稼ぐ時間にした方がいい。決して、仕事で死ぬほど忙しい人とか、育児でいっぱいいっぱいで家事に手が回らない人とか、お金持ちとか、そういう人たちだけが使っていい特別なサービス、というわけではないと思う。

実際、タスカジさん(家事をしてくださる方)にとっては、この時間も「得意なことをしてお金を稼ぐ時間」にしているわけなんですよね。お互いに幸せになれる!

あぁ、CtoCってこういうところが良いんだな、と改めて思いました。

ピカピカに磨いてくださった窓から見える空が、今日も綺麗です。

Sae

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