見出し画像

労組満足度向上術 (11/16)外部のリソースを有効活用する

書記長になり、なぜ1年で組合員の満足を向上させることができたのか?今回はそのポイントについてお話ししてみたいと思います。全部で16個のポイントに絞って全16回にわたってご紹介したいと思います。

後半戦のスタートはレク活動の見直しから

ポイントその9〜12はレク活動をどのように見直してきたか?

ポイントその13〜16は職場改善をどのように見直してきたか?をシェアしていきます。

ポイント11 外部のリソースを有効活用する

労働組合が組合員の幸せに寄与するためにできることは何でしょうか?そのヒントは私達、労働組合の役員が何者であるか、そして委員が何者であるかということにあります。

まず何者であるかということに対する答えは、タダのサラリーマンということです。そうです。サラリーマンです。そして、それは組合員と同じということです。つまり、発想やスキルは普通の組合員とほぼ同じであると心得るべきです。

そうなったときに、幸せに寄与できることはなにか?となるとあまり何もできなんではないか?と思われると思いますが、半分合っています。

労働組合の強みは、出島であることです。少し会社の中で働いている人よりも、外側にいます。立場としてもそうです。組合の専従者はフルタイムワーカーとして組合で働くために、会社は休職していることになります。この外との接点がある。そうしたことに時間を使うことができる。それこそが労働組合、特に専従者の強みです。

すると幸せへの寄与の仕方としては、外の人とつながり、価値を引き込んでくることと捉えるべきです。あとは一会社での働くことに関するサポートです。これは会社をよく知るものだからこそできるわけです。

まとめると、「外とつながること」と「働くサポート」

少し回りくどくなりましたが、皆さんに幸せを提供するために「働くサポート」以外の部分は、理想的には外部リソースを活用するに限るわけです。その道のプロにお願いする。しかし、そこに働く仲間に合わせたコーディネートをする。またはこれをきっかけに自分が外部リソースを引き込むプロになる。それをすることで、労働組合がやるべき価値が最大化されます。

予算があまり割けない状況であれば、組合の横のつながりを使って、参加者を増やせば、分割できますから費用負担は減らせます。外の力を使うことで、外とのつながりは強化され、より労働組合としての価値が高まっていきます。

私の場合は、有名なセミナー講師をお呼びしたり、youtuberとコラボもさせていただきました。活動の予算に余裕が合ったので、特に予算については折り合いをつけやすかったというのはあります。戦略の一貫性さえあれば、どのような形でも活動は組み立てられます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?